60名/日のお客様を支えるエステサロン注目の美容成分とは？

エステサロンの運営を通してお客様に求められる化粧品を開発している大阪西中島の株式会社AMiCA LUCE（アミカルーチェ）。運営する直営サロンはほとんど広告を使わず紹介客のみで予約が埋まっていると言います。お客様の期待値を常に超え続けるためにさまざまな商品開発に日夜、取り組んでいる同社取締役、齋藤由美子氏は、今後、医療分野にも応用できるような化粧品開発に力を入れているそうです。今回は現在、同社が力を入れているベルガモットエキスについて語って頂きました。

いま美容のお客様はなにを求めているのか？

日々、サロンでお客様に統計を取っているとさまざまなご要望に接します。特に近年、老若男女問わずご要望が高いのが、小顔に対する需要です。人の第一印象、それもお顔だけではなく全身の印象は「スタイル/プロポーション」によって決まります。それは突き詰めるところ、顔とボディのバランスです。思春期を過ぎると残念ながら身長を伸ばすことは難しいですから、顔をなるべく小さく見せること、つまり「シャープでひきしまった小顔」に感心が向くのだと思います。
お客様は時としてワガママです。より大胆により速く変化を実感したいけれども他人にはバレたくない。すぐに体感できるようなもので、なるべくそれが長期に渡って持続してほしい、誰でも気軽に楽に結果が出て欲しいが、あまり手間がかかるような努力を強いられるようなものはやりたくない。
こうした期待にお答えするために、どのようなものを取り扱えばお客様に喜んでいただけるのか世界中の製品をリサーチして試行錯誤する日々です。最初は地域で伝統的に食されていた食べ物から有効成分が抽出されて、サプリメントや医薬品に応用されていく例も多々あります。私たちが取り組んでいるものから医療分野への応用が広がればとても嬉しいと考えています。

いま最も注目しているベルガモットエキスとは

私どもがいま最も注目しているのが「ベルガモットエキス」です。ベルガモットとは、イタリアを原産とする柑橘類で、ミカン科に属します。非常に苦味が強いため、食用に使われることはありません。これはフラボノイド配糖体という成分が強く含まれているためで、グレープフルーツの約1.4倍の含有量を誇ります。また、ベルガモットはその強い香りからアロマの原料となるエッセンシャルオイルを皮から採取します。また、これらは香水として使用されたり、紅茶の香り付けとしても使われます。
このベルガモット果実エキスは以前から化粧品の原料として取り扱われてきました。防腐、脱臭などに使われ、皮膚のキメを整えるコンディショニング剤として使用されています。ところがこのベルガモット果実エキスに、最近、新しい研究が発表されました。

シチリア大学とイタリアのBIONAP社によりベルガモット果実エキスが脂肪分解を促進させる可能性が見つかったのです。