筋トレはクリニックで提供する時代 美容と健康の両立を目指して
2020.10.26
9月に新しく深部伝達磁場エネルギーシステムを導入されたという芦屋美容クリニック 院長 小西和人先生。筋肉と脂肪に働きかける機器の特性やクリニックでの活用の可能性、美容や健康に対するお考えを伺いました。
「楽しく、美しく」患者様と歩み続けるために
神戸大学で10年間、形成・美容外科診療に携わり沢山の手術を経験しました。しかし同じことを行っても、治りのきれいな方とそうでない方がいらっしゃいます。肌の状態が手術の仕上がりに与える影響の大きさに気づき、美容皮膚や内分泌など、関連分野についての勉強に力をいれるようになりました。そうして、「健康という土台なくして美容は成り立たない」という考えにたどり着きました。健康の維持には運動が必須です。けれど、患者様には「がんばってね」というよりも「ぼちぼちいきましょう」と一緒に歩んでいきたいと思っています。想いを形にするべく、2014年に「楽しく、美しく」をコンセプトに、美容医療・エステ・エクササイズスタジオをひとつにしたクリニックをオープンさせました。
運動習慣の入り口として
患者様のなかには「運動があまり好きではない」という方もいらっしゃいます。そのような方にいきなり「筋トレをしましょう」と言っても、なかなかうまくはいかないものです。「楽に、美しく」実現の方法を探すなかで、深部伝達磁場エネルギーシステム(Deep Transmission Magnetic Energy System)に出会いました。運動習慣の入り口としてだけでなく、自発的な運動よりも強い負荷をかけたい方や、身体的な理由で運動できない方など、幅広い患者さまの選択肢になってくれると期待し、導入を決めました。MRIなどでも用いられる強力な収束電磁場を活用し、筋肉の深層部に刺激を与え、筋収縮を誘発させてくれるのです。
3.6万回の筋収縮で筋肉・脂肪へ同時アプローチ
数ある機器のなかから、私がこのシステムを選んだいちばんの理由は、最大出力7テスラという、そのハイパワーさにあります。これは30分の照射で実に筋運動3.6万回に相当します。それにより、自発的な運動では不可能なほど強い“超極大筋収縮”を引き起こします。筋肉の深部では筋肥大と筋過形成が始まって密度と体積が増加。その一方で脂肪細胞は機能障害に陥り、細胞死(アポトーシス)へと向かいます。脂肪細胞の数自体を減らすことが期待できるのです。
多彩なモード設定と4つのハンドピースで筋肉をデザイン
一口に「痩せたい」といっても、患者様それぞれの理想のスタイルがあります。この機器には日本人向けに脂肪減少、筋肉成長、筋力増強の3つのモードのほか、5種類のオートマティックモード、マニュアルモードが搭載されています。患者様ごとに細かな設定ができるのは、治療を提供する側としても嬉しいポイントです。
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