楽天、第5のがん治療法に2割出資へ
2019.07.02
楽天メディカル社は7月1日、都内で事業説明会を開き、東京都庁から第一種医薬品製造販売業、および第一種医療機器製造販売業の業許可を取得したと発表した。
同社は2011年設立、世界5か国に8拠点を構えるバイオテクノロジー企業。2018年、前身の旧アスピリアン・セラピューティクスに、楽天の三木谷浩史社長が約167億円を個人出資し、筆頭株主となった。楽天メディカルに社名を改め、三木谷氏は会長兼最高経営責任者を務める。
三木谷氏が光免疫療法を支援するきっかけとなったのが、父親である経済学者の三木谷良一氏に見つかったすい臓がんだった。治療法を必死で探す彼に、楽天市場創業時より出店していたワッフルケーキ店のオーナーが、いとこの研究者を紹介した。そのいとこがアメリカ国立衛生研究所主任研究員の小林久隆氏であった。当時、光免疫療法は開発の初期段階で、良一氏の治療には間に合わなかったが、三木谷氏は「企業の使命は、人類への貢献でもある」という父親の意志を受け継ぐ。
自費研カタログ関連商品
自費研カタログ関連商品はありません
Clipを上書きしてもよろしいですか?