『お笑いの場で医師としてのスキルを磨く』しゅんしゅんクリニックPさんインタビュー
2019.03.08
今、人気急上昇中の現役医師芸人・しゅんしゅんクリニックPさん。都内のAGAクリニックに勤める傍ら、医師のあるあるネタを歌って踊る「ヘイヘイドクター」で人気を博している。
そんな“しゅんP“さんに、自費業界に入ったきっかけや、医師と芸人という二つのキャリアを築く秘訣、さらにはSNS活用術まで、たっぷりとお話を伺ってきた。
医師を目指したきっかけは何でしょうか。
両親が医療関係者だったので、幼いころから医師として働く父の姿を見て育ちました。その姿を見て、何となく自分もそうなるんだろうなという思いをずっと持っていたので、自然と医学部に進学することになりました。
大学は、家から近いこともあって、群馬大学の医学部に進学しました。在学中に興味があった科目は、消化器内科、小児科、精神科、糖尿病代謝内分泌内科ですね。
内科系に興味があって、特に消化器内科の勉強は楽しかったです。胃癌、大腸癌、胃潰瘍、大腸憩室炎など、楽しいと言ったら語弊がありますが、医学生だった当時は夢中で勉強していました。今でもそうですが、胃カメラがすごく好きなんです。入れるのも好きなんですが、胃や腸の映像を見るのが大好きで。肛門っていうと、普通の人は下ネタのイメージが強いと思うんですけど、僕は医療目線しか見ていません。消化器内科の勉強をしたおかげで、肛門の概念が変わりました(笑)。
なぜ消化器内科の道に進まなかったのですか?
大学2年生の時に、M-1グランプリでフットボールアワーさんを見て、「芸人になってあんな漫才がしたい!」と思うようになりました。当時、付き合っていた彼女がお笑い好きだったというのもあるのですが、そこからお笑いにはまって、一人でM-1の予選を見に行ったりしていました。
学生時代は忙しかったので、研修医が終わるとすぐにお笑いの養成所に入って芸人としての道を進み始めました。そうなると常勤医師として勤めるのは難しかったので、消化器内科医のキャリアは選ばず、健康診断とか、献血の問診のバイトをしていました。数年前に、たまたま美容クリニックの先生と知り合い、そこのお手伝いをするようになって自費の世界に足を踏み入れることになりました。当時はお笑いに打ち込んでいたので、自費業界には軽い気持ちで飛び込んできた、という感じです。
実際に自費の世界で働いてみてどうですか?
保険に比べると、クレームを受けたり怒られたりすることが多いなと感じます。自費の世界で重要なのは、患者さん本人の満足度ですから、そこを満たすことができないと患者さんは不満を持ってしまう。特にAGA治療などは、継続することが大切なので、即効性を期待する患者さんから怒られてしまうこともあります。医師から見ると効果が出ているのですが、本人が満足していなければ意味がありません。もちろん一人一人患者さんに向き合って、適切な対応をすれば、満足してもらえます。それに気づいてからは、自費の楽しさがわかってきました。
あとは働き方として、自分に合っているなと感じます。保険と比べると、自費の世界は時間の使い方が自由なので。休みの日に旅行したりサーフィンしたり、趣味が充実している先生が多いです。僕のようにお笑い芸人という“副業”を持っている人間からすると、自費だからこそ両立できていると痛感します。時間に自由が利くところが、自費の良いところですね。
医師と芸人、両立するのは大変そうですが、一番大変なのはどういう時ですか?
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