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乳腺外科医裁判で無罪判決 外科医「患者とはもう絶対に2人にならない」

乳腺外科医裁判で無罪判決 外科医「患者とはもう絶対に2人にならない」

2019.02.21

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2月20日、東京地裁は準強制わいせつ罪で逮捕・起訴されていた乳腺外科医に対して、無罪を言い渡した。裁判後、外科医は「正直言うとほっとした」と心境を語った。

わいせつ行為の有無をめぐる今回の裁判は、医療関係者の間での注目度も高く、『外科医師を守る会』というサイトまで起ち上げられた。(https://gekaimamoru.org/)
ネット上では、証拠の信用性の無さや術後せん妄の指摘が上がり、外科医擁護の声が高まりを見せていた。
裁判では、「証拠については信用できないという帰結になりそうだが、信用できないとも断じがたい」という結論が出されたが、外科医の主任弁護士・高野隆氏は「証拠価値自体をほぼ全面的に否定したに等しい」と評価した。

(事件の経緯は過去記事参照『なぜ乳腺外科医裁判を有罪にしてはいけないのか』 https://jihiken.jp/news/post-20675/)

20日、東京保険医協会は裁判についての声明文を発表した。
「非科学的手法とサイエンスリテラシーの欠如を認めた点や、術後せん妄に対する医学的考察を尊重した点からみて、極めて妥当な結果です。(中略)本邦の医療界で遅れている術後せん妄への対策議論を進め、同様の悲劇が再び起こらないようにするためにも控訴されないことを強く要望します。」
「せん妄状態であったことを警察や検察が理解させようとしなかったために、今も性被害体験が現実のものであると誤認し続けている患者さんの不幸をも遷延させることになります。両者の人権を擁護すべき観点からも控訴すべきではありません。」(東京保険医協会『柳原病院事件乳腺外科医の控訴に反対する声明』)
協会は、患者の為を考えても、検察側には控訴するべきではないと繰り返し訴えた。

外科医は「今後は必ず複数の医療者、女性や家族、看護師が同席したうえで診察するべきだと思う。患者とはもう絶対2人にはならない」と強く語った。
証拠不十分のまま有罪になるという前例がつくられなかったのは喜ばしいことである。これを教訓として、患者の為にも、そして医師自身の為にも、診察方法を見直さなければならないだろう。

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