仏ANSM、豊胸バッグメーカーに流通禁止通達「発がんのおそれあり」
2019.04.22
インプラントを用いた人工乳腺法。形や大きさなどの仕上がりイメージを実現させやすく、注入法と違い身体に吸収されない半永久的な効果が期待できるコストパフォーマンスの高さから、人気の豊胸術と言える。そんな豊胸術に使用される主流の人工乳腺バッグメーカーに対し、フランス医薬品・保険製品安全庁(ANSM)が流通禁止の方針を通達した。希少がんとの関連性が認められたという。
今回希少がんの一種、未分化体細胞型リンパ腫(ALCL)との関連性を指摘されたのは、「テクスチャードタイプ」とポリウレタン製のバッグ。従来までの表面がなめらかな「スムースタイプ」は、被膜拘縮という身体の防衛反応により固くなりやすく、仕上がりを左右するマッサージが必要であった。現在主流となっているテクスチャードタイプは、術後マッサージが不要というメリットがある。バッグ表面に特殊加工を施しザラザラにすることで、被膜拘縮が起こりにくくなったのだ。
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