『治療のカギは水素にあり?』自費診療の新たな分野、認知症医療の最前線
2019.02.18
未だにその原因は不明とされ、根本的な治療薬はないといわれているアルツハイマー病。人格が荒廃し死に至ることもあるこの不治の病を、何とか治療しようと奮闘する、医療法人DIC理事の佐藤俊彦先生に、認知症を取り巻く現状と自費の分野への応用などのお話を伺ってきた。
認知症の原因はアミロイドβではない!?
従来の研究では、認知症の原因といえばアミロイド仮説が主流でした。アミロイドβが脳に蓄積されることにより、神経細胞が脱落して認知機能が低下するという説です。しかし、この仮説に基づいて行われていた認知症治療薬の研究は、各国で失敗に終わり多くの製薬会社が撤退しています。また例えばフットボール選手やボクシング選手、交通事故にあった人などで、頭部への衝撃を受けている人の脳にも同様に、アミロイドβの蓄積が認められていますが、彼らは認知症ではありません。
そこで我々は、アミロイドβではなくホモシステイン酸が認知障害の原因ではないかとの、ある先行研究に目をつけました。
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