「採用率がアップする!面接のポイントとは」【採用にはコツがあるVol.4】
2021.03.03
面接は、応募者とクリニック双方の未来を左右する重要なイベントである。面接官は自院に合う人物かどうかを見極めることと同時に、面接を通して応募者に「魅力的だ、入職したい」と思ってもらう技術も必要となる。また、面接官のスキルや考え方により採用できる人物が大きく変わってくること、そしてその採用がその後のクリニック経営にも影響を与えることを理解した上で、面接を行っていきたい。
応募者への敬意・配慮を忘れない
面接となると、採用する側が「選ぶ」という考え方から、威圧的な空気の中での面接や、高圧的な雰囲気になってしまうケースが多く見受けられる。しかし、そのような空気の中では応募者の普段の様子やキャラクターが出にくく、本人のスキルや適性などの情報が正しく収集できなくなってしまう。面接でその人物を正しく見極める為に、応募者が話しやすい空気作りや会話を展開していくなどの雰囲気作りができることも、採用担当者には必須のスキルである。
その上で、応募者のスキルを見極めるための質問スキルを磨くべきだ。コミュニケーション能力、使用可能器機の種類、カウンセリング技術、ストレス耐性、向上心など、知りたい情報を収集していこう。良いところを見つけ、適性を把握することで「こんな業務を任せたら、こんな効果が生まれそうだな、こんな課題を解決できそうだな」と、イメージしながら面接を行えると良いだろう。面接は一方通行ではなく、双方向のやり取りが実現して初めて正しく情報収集ができ、自分のクリニックに合う人物か見極めることができる。
マイナスな情報こそ伝えよう
せっかく面接を行い入職してほしいと思った人物へ内定を出しても、受諾してもらわなければ意味がなくなってしまう。
前述のような、威圧的な雰囲気の面接のせいで入職者が決まらないという話は、笑い話のようでいて比較的耳にする機会は多い。面接はクリニックについてプレゼンテーションをする絶好の機会であると改めて理解しておきたい。
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