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医師として誇りある医療を提供する:自由な立場で患者を最優先に考え自費診療に取り組む vol.3
2019.01.23
柳澤厚生先生に診療、講演、医師の育成など、幅広い活動に取り組む原動力の源とは何なのか。また医師になった経緯や我が国の医療に対する想いについても語っていただいた連載の第三弾。
今の医療制度では誇りをもった医療はできない
現在、国民医療費は増加の一途をたどっており、日本の医療保険制度は破綻しているといっても過言ではありません。それによる診療報酬の抑制傾向も続いており、保険診療で医療を成り立たせるためには多くの患者さんを診るしかありません。その結果、医療者は疲弊し、サービスは低下しています。多くの医療者はそのことに気づいているのですが、矛盾を抱えながらその医療を国民に提供し続けざるを得なく、医療者としての誇りを失ってしまっています。
例えばある銀行の窓口で他行宛に3万円を振り込んだとすると、864円の送金手数料を支払います。医師の再診料は720円です。医師が一人ひとりの患者と真剣に向き合って提供している医療の価値が送金手数料よりも安くては、誇りをもつなどとてもできません。誇りある医療をするための手段が自費診療であると考えています。
常に自由に、患者を最優先として活動する
私は、医療を提供する者の哲学として、「ニューエイジメディスン(New Age Medicine)」をスローガンに掲げています。
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