医師として誇りある医療を提供する:自由な立場で患者を最優先に考え、自費診療に取り組む vol.1
2019.01.21
点滴療法研究会会長、国際オーソモレキュラー医学会会長、日本オーソモレキュラー医学会代表理事などの要職を務め、多いときには年10回以上の海外出張をこなすという柳澤厚生先生。多忙な日々のなか、診療、講演、医師の育成など、幅広い活動に取り組む原動力の源とは何なのか。また医師になった経緯や我が国の医療に対する想いについても語っていただいた連載の第一弾。
父親からの勧めで、医学部を受験することに
私は現在、国際オーソモレキュラー医学会会長、日本オーソモレキュラー代表理事などを務めていますが、これは必ずしも自ら望んだものではありません。多くの方々との縁に恵まれ、その方々の後押しもあって、このような仕事に就いています。医師になったのも同じことが言えます。
高校3年生のときに、ある大学の理工学部の推薦をもらっていたのですが、歯科医師である父が杏林大学に医学部が新設されるということを聞きつけて、「うちの家族には医者がいないから、一人ぐらい医者がいて家族の健康をみてもいいだろう。受けてみたらどうだ」と勧めてくれました。私も“確かにそのとおりだ”と思い、杏林大学医学部を軽い気持ちで受験してみることにしたのです。
新設のため、その年だけは願書提出が高校の卒業式後でもよく、入学試験は4月に行われました。すでに卒業証書をもらっていたので、理工学部にはその時点で推薦を取り消されることはなく、医学部の合格発表まで通っていました。その後、理工学部には通わなくなり自然と中退になりました。
今までの自分をリセットして、新たなことにチャレンジする
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