歯科衛生士の活躍の場が広がる 歯科用ピーリング剤の魅力

歯科衛生士の活躍の場が広がる 歯科用ピーリング剤の魅力

2023.08.14

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美容医療で親しまれているTCA(トリクロロ酢酸)とH₂O₂を使用したピーリング剤が、新たに歯科用として開発され、2023年夏に国内で流通予定です。歯科医師の指導の下歯科衛生士が歯科ピーリング施術ができるようになります。販売開始に先立ち、イタリアで行われた勉強会に服部先生が参加しました。歯科用ピーリング剤のポイントや魅力をこちらの連載でご紹介します。

より良い技術や知識を求めて海外視察へ

ーーーイタリアの勉強会で学んだ、歯科用ピーリング剤について教えてください。

2023年の5月25日から30日まで、歯科のピーリング剤を開発なさったイエリーナ先生と、顔のピーリング剤の開発に携わったカステラーノ先生の勉強会に参加するためにイタリアに行きました。

イタリアでは、歯科で口腔内の清掃を終えた後に歯肉のピーリングを行って歯茎の中を綺麗にします。これは、歯茎をピーリングすることでターンオーバーを促進し、炎症している歯肉の治りを早くするためです。クリーニング・ピーリング・ホワイトニングを行い、その後に顔のピーリングをするのがイタリアの歯科治療のスタンダードです。ホワイトニングと同じ感覚で顔面も歯科でピーリングをして帰ります。

日本とは大きく異なりますが、ヨーロッパの保険制度に寄る所が大きいでしょう。ヨーロッパでは重症なほど医療費が高いので、軽症なうちに病院に行く方が多いのです。日本では歯科がコンビニより多く6万もありますが、実は有症者の受診率は5~10%しかありません。有症者の受診率が向上したら、歯科が全然足りないのが現状です。

日本の保険制度は国民が受けるべき最低の医療で、クリーニング目的だと予防のため自費になりますよね。自費診療はドクターの責任が大きいうえに、「最も良い治療をお願いします」と言われたら、知識も技術も持ち合わせている必要があります。先進的な知識や技術に触れるために、海外に行って勉強をしています。

歯科用のピーリング剤導入で歯科衛生士の活躍のフィールドが広がる

ーーー歯肉のピーリングでは、染みたり痛みを感じたりするのでしょうか。

「TCA(トリクロロ酢酸)のピーリング」は、美容医療で使用されており、染みるイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし歯科用のピーリング剤は低濃度に改良されており、薬液によってアレルギー反応が出る濃度ではありません。歯の内側と外側にマイクロブラシで塗布し水で流しますが、染みる感覚はなく「ピリッとする」程度の気持ちが良いものです。実際に体験しましたが、染みたり痛んだりはしませんでした。

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