AIの活用とメンタルケアの必要性―これからの歯科医師に求められるもの―
2020.12.28
2020年は新型コロナウイルス感染症により、人々の歯科治療に関する認識が大きく変わりました。今後の歯科医師・歯科医療に求められるものを医療法人社団登龍会理事長 服部敏先生にお話しいただだきました。
歯科はもともと感染症対策が万全
歯科は新型コロナウイルス感染拡大前から、歯周病等の感染症対策を徹底してきました。感染対策をしっかりしているクリニックであれば、怯えることなく適切な対応ができたのではないでしょうか。当院はもともと滅菌にはかなり気を使っていましたので、特別に新しい機材を導入する、というようなことはありませんでした。
クリニックによっては滅菌システムを見直すきっかけにもなったのではないでしょうか。患者さま側からも滅菌や消毒に注目が集まったことはよい機会だったと思います。
患者の体調により、治療が進めづらい状況になるのではないか
半年以上にわたる自粛生活や外出制限により、体調不良を訴える患者さまは今後ますます増えていくでしょう。長いマスク生活による呼吸の問題、頭位のずれ、運動不足など、医科も歯科も受診率は上がるのではないでしょうか。これまで定期的に通院してくださる患者さまは問題ないのですが、その習慣がない方は症状が悪化してから来院されるケースが想定されます。歯の保存が難しくなってしまうと、最悪の場合は抜歯なども検討しなければならなくなるでしょう。
従ってインプラントなどの外科治療が必要となりますが、患者さまのコンディションが十分でない場合、治療の成功率が下がってしまいます。体調が戻るまでしばらく様子をみる、といった対応も十分考えられますね。
歯科医院でメンタルケアも補えるような対応を
自費研カタログ関連商品
自費研カタログ関連商品はありません
Clipを上書きしてもよろしいですか?