境界線領域を乗り越えた、包括医療の目指す先 ―医科と歯科、東洋と西洋の医学融合(前編)―
2020.11.24
現代人が抱える様々な疾病や不定愁訴。医科と歯科だけでなく、さまざまな領域の境界線をまたがるような症状に対してどのように対応すべきでしょうか。診療科にとらわれない包括的な診療を行う誠敬会クリニック吉野院長のスペシャルインタビュー前編です!
疾病の原因解決を目指し、真の医療を提供したい
――包括的治療に取り組まれるきっかけを教えてください。
現代医学と東洋医学、医科と歯科を組み合わせて疾病の原因解決を目指すことこそ、私の求める医療だと考えたからです。
私は代々続く鍼灸・東洋医学の家系である吉野家11代目として生まれ、父は歯科医師、祖父は薬剤師、曽祖父は鍼灸・漢方医でした。そのような環境から、自然と東洋医学に触れる機会に恵まれていたのですね。
歯科医師となってからは現代医学に基づき、歯周組織の再生治療など、最先端の治療を手掛けてきました。しかし、どんなに高度な治療を行っても再発してしまう症例にも数多く出会いました。原因の除去が徹底できないかぎり再発は防げない。そう考えた私は、改めて東洋医学を学ぶべきではないかという考えに至ったのです。
現代医学を否定するのではなく、不足している部分を東洋医学で補う。そう思い至ったことが包括医療に取り組むきっかけでした。
現在は心と体の健康のための真の医療、東洋医学と西洋医学、医科歯科問わず含蓄した包括医療を行っております。
未病治療こそが現代日本にとって必要である理由
――なぜいま未病治療なのでしょうか。
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