
美容医療の門戸を広げるきっかけに。スタッフ中心に回るクールスカルプティングの有用性
2019.04.24
「ボディ・コントゥアリング治療」が行える非侵襲的な脂肪減少治療機器、Coolsculpting(クールスカルプティング)。すでにクリニックで導入されているという宮田成章先生(みやた形成外科・皮ふクリニック)、下島久美子先生(KUMIKO CLINIC)に、その優位性について語っていただきました。
“非侵襲性“という利点を生かして、美容医療の門戸を広げる
宮田成章先生(以下:宮田)「痩身に興味を持っている患者さまにとって、非侵襲性の施術というのは、美容治療への最初の第一歩としては非常に有効だと思います。」
下島久美子先生(以下:下島)「確かに。部分痩せが効くのは脂肪吸引しかないという風潮の中、クールスカルプティングではそれに近い結果が出せるようになってきたので、敷居が下がった分、門戸はかなり広がったのではないでしょうか。日本人はローリスク・ハイリターンを求めがちなので、非侵襲性にこだわる傾向があります。そういう意味でも、市場に適している治療法だと思います。」
宮田「実際、海外ではフィラーや手術に頼る割合が多いのに対して、日本人は機械に頼る割合が多いという発表もあるくらいですからね。
それに加えて、クールスカルプティングは適応が合えば、結果が伴うという点も重要です。他の機械では、適応かどうかが判断できなかったり、適応してもそこまで結果が出なかったり、ということがある中、この機械は適応していれば、まず結果が出ますから。」
下島「そうですね。1回の施術でも結果がわかりやすく出るので、『今回はこの部位で結果が出たから、次はこの部位をやろう』とか、患者さま主導で治療が進むことが多いです。ボディにお金をかけられる患者さまは、その後に顔の治療へ流れていくこともありますし。」
宮田「クールスカルプティングをきっかけにして、痩身にはいろいろな選択肢があるんだと患者さまが興味を持ってくれますし、痩身以外の治療にもつながりますよね。リピーターの多さや他の治療への誘導ということで考えると、最初に導入する機器としてはかなり扱いやすいと思います。」
スタッフ中心に回るオペレーションシステム
下島「私のクリニックの場合、まず私が患者さまのカウンセリングを行い、治療の副作用、術後にどういう反応が起こるかなどをお話し、その後、着替えていただいた患者さまのボディラインを見て、どのアプリケーターをどこにつけるかを決めます。そこから先の装着はスタッフに任せていて、施術はスタッフマターで動いてもらいます。」
宮田「私のクリニックは、それよりももっと簡単で、最初のカウンセリングと説明を私が行い、そこから先の実務はスタッフにお願いしています。どうしても男性医師が女性患者の体を触って、診察して、というと抵抗感を持たれる方も多いですから。私はあくまでも、加齢メカニズムや体形変化の学術的アドバイスをするのみです。」
下島「スタッフに施術を一任できるという点はマンパワーと考えると、経営的には効率が良いですよね。」
宮田「そうですね。僕も、2回目からの患者さまについては、スタッフの裁量に任せています。ただ、施術の大半をスタッフに任せるということを考えると、しっかりとした教育は必須です。」
下島「確かにそうですね。クールスカルプティングの場合、メーカーがリードして教育をしてくださるので、学術的な面に関しての安心感は非常に大きいです。」
宮田「システムが出来上がっていて、バックアップ体制が整っているからこそ、医師としては安心してスタッフに任せられますし、スタッフは自信をもって施術に携わることができています。オペレーションが医師から離れるのは楽ではありますが、その分安全性がしっかりしていないと任せられないですからね。」
下島「“承認機“という、しっかりとしたエビデンスに基づいた安心感があるのは強みですよね。」
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