疼痛を軽減したたるみ治療　～ムービング式HIFU～

機器によるたるみ治療の主流となったHIFU療法。しかし施術中および施術後の疼痛は患者様への大きな負担となっている。その疼痛を軽減したムービング式HIFUを導入し活用されている宮田成章先生にその利点をお話しいただいた。

HIFUによるたるみ治療

HIFUとは超音波のエネルギーを設定された深さで集束させ、真皮やSMASに微小な点状の焼灼を発生させて組織の破壊・再構築を生じさせる装置です。現在では装置を用いたたるみ治療の主流となっています。最初に開発されたHIFUはいわゆるライン式と呼ばれるもので、焼灼を一定間隔で直線状に短時間で発生させていました。そのため施術箇所への解剖的なアプローチによる治療計画が必要でありました。また、直線状に間隔の狭い焼灼点を形成するため、痛みのコントロールが難しく、治療効果は非常に出ているのに継続を断念するというケースもありました。疼痛に対する許容には個人差があるので、この治療に不向きな患者様もいらっしゃいます。

ムービング式HIFUとライン式HIFUの違い