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美容室感覚で美容医療を コロナで変わった美意識に応えるフェイスタイトニングマシン
2020.07.13
最新の美容医療情報に詳しい池田欣生先生に、新たに導入されたフェイスタイトニングマシンや、美容医療に対してのお考えを伺いました。
痛みは治療開始のハードルになる
「No pain, No gain」が当たり前だった美容医療が変わりつつあります。形を変えるような美容整形とは目指す方向の異なる、アンチエイジング治療に重きをおく患者様も増えました。人生100年時代、どのようにして若さを保っていくのか。年齢性別を問わず、多くの人にとっての課題ではないでしょうか。
「美容の施術といえば手術」だった頃、小顔を目指す患者様の主な選択肢は、骨切りや脂肪吸引でした。切開を必要としないフェイスリフトも登場しましたが、それでも避けられないのが痛みやダウンタイムの問題です。さらにもう少し手軽に、ヒアルロン酸やボトックスなどの注入治療という選択肢もありますが、針を刺す必要があり、「やっぱり嫌だ」とおっしゃる患者様も一定数いらっしゃいます。「結果がでるのならいいじゃないか」というのは医師の考えです。私たちが思う以上に、痛みは患者様にとって大きな問題で、治療を選択するには高すぎるハードルなのです。
「気持ちがいいのに結果がでる」が世界的なトレンドに
私自身、開業時から「美容室感覚で最新の美容医療を」というコンセプトを掲げ、日々技術の研鑚や情報収集を怠らぬようにしてきました。患者様のニーズに応えながらも、自分で納得し自信をもって提供できるものを求め、国内外問わず、できる限り多くの学会に参加するようにしています。世の中の流れに合わせて、様々な医療機器がでてきますが、海外の学会には世界中から機器メーカーが集まっており、改めてその進化に驚かされます。
5月から当院で治療提供を開始している全自動フェイシャルタイトニングマシンも、海外での学会参加がきっかけとなり導入したものです。数年前から当院に導入していた光(IPL)治療器や、高周波(RF)治療器を手がけたメーカーが開発・製造しており、開発研究者たちとの交流があるのです。はじまりはアメリカの学会参加でした。下垂した乳房をRF治療器で引き上げる様子やその結果を見て、その場で購入して帰りました。すると後日、メーカーから「教えたいことや知ってほしいことが沢山ある」と連絡を受けたのです。イスラエルの研究所へ行き見せてもらったのが、当時開発途中だった今回のフェイシャルタイトニングマシンです。研究者とディスカッションを行い、「痛みがなく気持ちよく、効果を出せるマシンが作れたら、きっとすごく流行りますよ」と意見していたんです。3年ほどかけ、私のアイデアを反映させたものを完成させてくれました。
一か所にしっかり30分。マシンの特性は
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