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テスリフトソフトとヒアルロン酸注入のコンビネーション治療~私の工夫~ 医師:田中亜希子
2020.06.12
はじめに
当院ではたるみを目立たなくする手段として、溶ける糸によるリフトを多数行っています。数年ごとにこの施術を繰り返し行う患者様が多数いらっしゃいます。高いリピート率を誇っているのは、溶ける糸リフトを単独で行うのではなく様々な治療と組み合わせて行っているからです。その組み合わせの工夫についてお話ししたいと思います。
加齢現象のメカニズムにあわせて
加齢によっておこることは沢山ありますが、萎縮・下垂・拘縮の 3つに集約することが出来ます。骨の萎縮や脂肪の萎縮に対しては、どうしてもそれを補填するものが必要となります。 脂肪の下垂に対しては溶ける糸によるリフトがとても有効だと考えます。当院ではまず脂肪の下垂に対して溶ける糸リフト(テスリフトソフトなど)を行い、必ず一か月後に再診をしています。患者様にはあらかじめたるみ取りとしわ取りは別物であることや、加齢のメカニズムについても詳しく説明しているので、1ヶ月後の再診時に何かしらの注入を組み合わせて行う必要があることも理解して頂いています。1ヶ月後の再診ではヒアルロン酸やボトックスを注人することが多いです。ここで使用するヒアルロン酸は状況に応じ使い分けていますが、テスリフトソフトのメーカーで製造されているRose Fillerシリーズを使用することもあります。
テスリフトソフトについて
テスリフトソフトは PDO(ポリジオキサノン)製のスレッドで、コグをメッシュでくるんだ糸を18Gのカニューレの中に入れた製品です。体内にメッシュ構造の空洞があると、その中に線維芽細胞が増殖して空洞を埋めていくことが動物実験等で確認されています。
一般的なPDOの糸は 4 ~ 5ヶ月程度で溶解して吸収されてしまいますが、テスリフトソフトは線維芽細胞をメッシュ内に誘導させる工夫をしているため、長期間の引き上げ効果を感じております。また、PDO の脂肪萎縮作用による引き締め効果も期待しております。引き上げ力が強く、施術直後よりも 2 ~3ヶ月後の方が引き締め作用が効いてきてスッキリする印象です。
難点は 18G とカニューレの太さが太いため、施術時と術後 1 週間位は痛みが残ります。顔の腫れはおおむね1週間くらいです。
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