機能回復を考えた注入治療。トレンドは、ファンクショナル。【花房火月先生インタビュー】
2019.03.15
独立開業なさってから短い期間で5院までクリニックを拡げられた、花房火月(はなふさ ひづき)先生に、ヒアルロン酸注入治療についてお話を聞いた。最新の治療法の研鑽に励み、優れた治療法を積極的に取り入れていらっしゃる花房先生が行う「消去法で考える注入ポイント」、「顔の機能回復のための注入」とは。
2011年に開業なさり、すでに5院まで拡げられています。医師としてのご経歴について伺います。
最初は外科医を志望しており、がん研有明病院で研修しました。がん研有明病院では多くを学びましたが、自分の体力を考えると外科は厳しいということも分かりました。二番目の志望が皮膚科医だったのは、子供の頃からアトピーで通院していたので、同じように苦しんでいる人の力になりたいと考えたからです。東大病院で初期研修と専門研修、その後、NTT関東労災病院で静脈瘤、植皮など外科的な手技を学び、東京厚生年金病院(現・新宿医療センター)では皮膚外科の多様な手術を経験させていただきました。
医師になって5年目、三鷹で開業しました。当初はアトピーや乾燥肌を中心に診ていて、患者さんが増えず苦労した時期もありました。そこで、外科手術の経験を活かそうと考え、皮膚外科を始めたところ、全国から患者さんが来てくださるようになり、一日に20例から25例、朝から晩まで手術という忙しい毎日になりました。その後、三鷹が手狭になり、新座、国分寺、久我山、志木と開院し、現在に至っています。
皮膚外科だけでなく、今では美容医療でもたくさんの患者さんをお持ちですが、美容医療を始められたきっかけは。
皮膚外科に続いて美容医療も始めたことで、患者さんが増えました。最初は美容に対する抵抗があったのですが、すでにシミのレーザー治療、ニキビ治療などは行っていましたので、その流れで注入治療を始めることにしたのです。
始めてみると、そこには、ものすごいニーズがあることがわかりました。
郊外エリアでの注入治療のニーズについて、具体的にお聞きしたいです。クリニックの立地は経営を大きく左右するポイントですが、三鷹から始め、すべて郊外で開院なさっています。
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