『メンズヘルスケア治療にTENGA製品の活用を』TENGAドクター・福元和彦先生

2019.08.05

8月10日(土)の自費研フェス2019にご登壇いただく、福元メンズヘルスクリニック院長・福元和彦先生。
男性の“性”にまつわる問題を解決するべく、“TENGAドクター”として鹿児島から積極的に情報発信を行っている。TENGAヘルスケア製品を治療にも活用し、TENGAナイトというイベントも主催。そんな福元先生に、男性のヘルスケアについてや、クリニックにTENGAを導入する目的などを伺ってきた。

TENGAドクターと呼ばれて

約2年前に開業したのですが、ちょうどその頃に、TENGA社がヘルスケア部門を立ち上げました。TENGA社とは性機能学会でお会いする機会が多く、ずっとその存在は気になっていたんです。私も開業したてで、何か面白いことができればと考えていたので、単なる泌尿器科、単なるバイアグラを売るクリニックの枠を超えてTENGAを使って何かしたいと思い、今回協力させていただくことになりました。
同社の「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」という理念は、私の医師としての理念とも共通します。私も一人でも多くの患者さまに性を楽しんでもらえるように、医療を提供していきたいと考えています。
性の問題において、皆様が共通して抱えているのは「どこに相談してよいか分からない」という悩みです。私がSNSで「TENGAドクター」として活動しているのも、こういうドクターがいるんだということを知っていただいて、このクリニックになら相談できると思って頂きたいからです。良い意味で敷居を下げることで、フランクに何でも相談していただければ嬉しいです。ご来院いただいた方には、「こんな性の話は誰にもできなかった」と言っていただけるので、TENGAドクター冥利に尽きると思っています。

大人のための性教育『TENGAナイト』

TENGAドクターとして、“ざっくばらんに性について語り合う会”、『TENGAナイト』というイベントを定期的に開催しています。2017年10月から始めたイベントで、昨年の４月からは月に1回のペースで開いております。
TENGAのことを知ってもらうというテーマのもと、大人のための性教育として、性病や射精、勃起の仕組み、オーガズムを医学的に説明したり、乳首がなぜ感じるのかなんてこともお話したりしています。毎回10～15名ほどの方にご参加いただいており、皆様と直接交流するようにしています。初めて来てくださる方もたくさんいらっしゃいますので、お気軽にご参加いただければと思います。
また、この4月以降、講演やイベントに呼んでいただく機会が増えました。鹿児島で活動していると全国的に情報を発信するのはなかなか難しいところはありますが、イベントなどで各地に行くことで、より多くの方に情報を届けられるので有難いです。
鹿児島を拠点に、メンズヘルスやTENGAについて、啓蒙活動をしていきたいと思っています。

若者にも多い勃起障害(ED)

ご相談に来られる方の中で最も多いのが、勃起障害(ED)に関するものです。10代から90代まで幅広い年齢層の方が来られます。若い方は心因性といってメンタル面の問題。40～50代の方は器質性といって、動脈硬化や血管の病気で勃起障害になるパターンが多いです。
しかし一概に勃起障害といっても、100人いたら100通りの原因が存在します。中には最初のセックスがうまくいかなくてトラウマになっている方もいらっしゃいます。
今の若い方で特に多いのは、日常的にAVを見ていて刺激に慣れてしまっているため、セックスで興奮しないというパターンです。そうなってしまうと、セックスの最中に、少しでも気が紛れてしまうと勃起しなくなってしまうのです。
治療法としては、まずはカウンセリング。原因を特定して治療を行うことが何よりも重要です。そして必要であれば薬を使う、というのが一般的な治療の流れになります。