変革の時を迎えた日本の医療体制、フェスで未来を垣間見る ~自費研フェスティバル2023AMBASSADORスペシャルインタビュー~
2023.08.30
AMBASSADORカテゴリ 医療DX
デジタルハリウッド大学大学院特任教授
東京医科歯科大学臨床教授、医師
加藤 浩晃 先生
「自費研フェスティバル2023」にて当日イベントを盛り上げるアンバサダーに就任していただく各ジャンルのスペシャリストの方々にイベントにかける思いを聞かせていただきます。今回お話を伺ったのは、「医療DX」カテゴリのアンバサダー加藤浩晃先生です。加藤先生は、デジタルハリウッド大学大学院の特任教授であり東京医科歯科大学臨床教授、医師であり遠隔医療や医療AIなどのデジタルヘルスの社会実装の専門家です。医療デジタル変革時代の今、加藤先生がアンバサダーを務める医療DX(デジタルトランスフォーメーション)イベントは見逃せません。
自費研フェスティバルで医療DXを取り上げる意義
自費研フェスティバルには、昨年コンテンツプロデューサーとして参加させていただきました。自費診療の中の最大級のイベント、お祭りというイメージがありますので、そこで医療DXを取り上げてもらえるというのはとてもうれしいですね。通常のセミナーなどとは空気感が違い、参加者の皆さんが何か新しい知識を学ぼうとか、面白いと感じていることがよくわかりましたし、新しい交流が生まれているところも含めて楽しいイベントだと思います。
今回私が担当するカテゴリーは「医療DX」です。自費研フェスティバルというと、美容医療やアンチエイジングなどのカテゴリーがわかりやすくていいのかもしれません。しかし、医療DXは医療機関にとって今や欠かせない課題です。このまま国が医療DXを進めていくと、今後3年ぐらいで日本の医療提供体制が大きく変わっていきます。それは、保険診療を行う医療機関だけでなく自費診療だけを行う医療機関であっても知っておかなければなりません。主として保険診療を行っている医療機関では、医療DXが半ば強制的に取り入れることになりやらざるをえないのですが、自費診療のみを行う先生ですと医療DXの制度をきちんと知られていない可能性もあります。そういった医療の変化という内容を自費診療中心のイベントで扱っていただけることはうれしいですね。
医療デジタル変革後の未来を覗く
あと、円安や物価上昇が進んできているにもかかわらず、保険診療は診療による費用を自由に変えられないという問題があります。今後、医療機関の経営の問題からも保険診療だけで都内で経営を継続できるかとも言われており、これまで100%保険診療のみをやってきた医師も今、美容医療や美容皮膚科、予防医療の領域などの自由診療を経営の安定のためにやっていきたいと考え始めています。そういった意味でも今回のイベントはとてもいい機会だと思っています。
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