第109回日本美容外科学会『匠の技を学ぶ、見る、魅せる~絶対的満足を目指して~』 小泉正樹先生
2021.04.22
第109回日本美容外科学会(JSAS)が、5月26日(水)・27日(木)に港区赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催されます。今回その学会でライブサージェリー『眼瞼下垂の手術』でその技術を披露するこいずみ形成クリニック 院長の小泉正樹先生にお話を伺ってきました。
ライブサージェリーの依頼がきたときのお気持ちをお聞かせください。また、テーマにされている『眼瞼下垂の手術』について、どのようにお考えでしょうか。
ハプニングは学びになる
ライブサージェリーは、生放送で何が起きるかわからない。非常に緊張した状態での手術です。よく僕の友人医師は「順調に進んでいく手術よりも、ハプニングが生じたほうが勉強になる」と言っています。同じように考える医師は少なくないのかもしれません。ライブサージェリーにより術式を学ぶことはもちろん大切ですが、その手順を正しく理解していても、ハプニングが起きる可能性が0%になることはないからです。
僕自身、こうした緊張感のある状況は嫌いではないので、引き受けることにしました。自分の手術でこのような状況になったとしても、最小限のロスで食い止める工夫を紹介する機会にしたいと思っています。
眼瞼下垂の手術を行う医師は多くいます。しかし、解剖を理解し、正常な状態を把握したうえで手術を行う医師は少ないように感じています。今回のライブサージェリーは、僕の理論をご紹介させていただくいい機会だと前向きにとらえています。
美容医療業界全体に対して、小泉先生が思うところはありますか。
必要な時に、最適な治療を提供するために
『手術をせずに改善させること』が優先される時代へと、本格的に突入してきたと思います。切らない治療のみを行うのではなく、手術も必要となるケースは多々あります。そのような場合に対処できるように、一定の分野では『幅広い治療法を提供できる技術』を備えておくべきだと、僕は考えています。
最近では切らない治療に偏った医療が増えているのではないでしょうか。顔のたるみを例に挙げると、糸によるスレッドリフトと注入のみをメニューに掲げ、フェイスリフトはメニューにない、といったことが多い気がします。
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