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商業的な目線だけではなく、より良い医療を 美容医療の未来展望とは
2021.07.15
5月26日(水)・27日(木)にANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催された第109回日本美容外科学会(JSAS)。
学会長を務めた酒井直彦先生に力を入れたポイントや美容医療業界全体に対してのお考えを伺いました。
JSASとJSAPSの架け橋になるために
――日本美容外科学会の学会長として率直なお気持ちをお聞かせください。
私のキャリアは形成外科から始まり、約30年間ずっと技術を磨き続けてきました。気がつくとベテランの域に入り、形成外科、美容外科など、各所で多くの先生方と本当に良い関係を築き上げることができたと感じています。日本美容外科学会には、JSASとJSAPSがありますが、私はもともと形成外科出身でJSAPSとも所縁があり、それぞれの学会でも毎年のように講演ないし座長をしております。これまでのJSASとJSAPSは、それぞれの場所で学術を磨くという傾向がありましたが、私の立場であれば双方の強みを持ち寄り、互いに刺激しあえる場所が作れるのではないかと考えました。両学会の“懸け橋”になれると考えたのが、学会長を引き受けた一番の理由です。懸け橋の一つとして、今回の学会ではJSASとJSAPSの共同開催セッションプログラムや、JSASには初参加となるスペシャリストな先生方に座長や講演をお願いしているプログラムも組みました。内容としても多くの人に興味を持っていただけたかと思うので、二つの学会をつなぐ第一歩になったと思います。
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