生命科学インスティテュート Muse細胞投与による皮膚疾患への有効性確認
2020.08.07
三菱ケミカルホールディングス傘下の生命科学インスティテュートは、7月29日、幹細胞の一種「Muse細胞」を用いた表皮水疱症患者への臨床試験の結果を発表した。
Muse細胞(Multilineage-differentiating Stress Enduring cell)とは、生体内の間葉系幹細胞組織内に存在する幹細胞。腫瘍化のリスクが低いとされる。Muse細胞は各臓器の結合組織中に分布していることから、目的の細胞への分化誘導や、外科手術による移植の必要がない。そのまま静脈内に投与するだけで、損傷部位へと遊走、集積、生着して組織修復を行う特性を持っている。2010年に東北大学の出澤真理教授のグループにより発見された。
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