規制緩和から一か月　オンライン診療の現状

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、4月13日より時限的措置が取られているオンライン診療。初診を含めた活用が認められて約一か月が経ち、その在り方を考える時期に入っています。

コロナ収束後も「新たな生活様式の一環として」

政府が5月19日に開いた国家戦略特別区域諮問会議内で、安倍晋三首相は、オンライン診療の時限的措置の継続的実施の方針を表明しました。「社会のあらゆる分野で遠隔対応を一気に進める」と述べ、感染収束後のオンライン診療の取り扱いについて、年内を目途に検討するとのことです。
初診を含めたオンライン診療の規制緩和については、医療の質の担保が難しいと考える医師会などからの反対が大きかったという経緯があります。たしかに視診や触診なしに気づけない問題もあるでしょうし、どの範囲ならば患者が不利益を被らないような診療を行うことができるのか、今後の議論には注目が集まるでしょう。

LINEも参入予定、オンライン診療のいま