1
第108回日本美容外科学会 ~令和の時代の美容外科に向けて~ 2020年6月2日(火)~3日(水)開催
2020.02.04
令和となって初めての日本美容外科学会(JSAS)が開催される。108回目を迎える今回の学会は、大阪大学の高田章好先生を学会長に迎え、『美容医療とは何か、その真実とは何か』を考える学際的な学会を目指すという。
学会長の高田章好先生に、第108回日本美容外科学会について伺った。
“令和”という時代にふさわしい学会を目指す
今回の学会では『美容外科に“形成外科研修“は必要か?』を大きなテーマの一つとして掲げます。
美容外科の世界に入るにあたって、ある人は「形成外科の修練が重要である」と言い、ある人は「必ずしも形成外科の修練は必要ではない」と言います。私はクリニックに勤務して、実際の美容外科の世界を見てきているのですが、どちらの意見にも一理あると実感しています。
しかし、現場のクリニックでなにより求められるのは、最終的な『顧客満足度』です。美容外科を生業とする私たちが最後に追求しなければならないのは、患者さまが満足する結果です。
患者さまに対して誠実で、正しい医療を提供するために必要なのはどういったことなのかを、一緒に考えていけるような学会を目指したいと思っております。
また、令和という新しい時代にふさわしい学会にするべく、若い医師たちによる発表もいくつか企画しております。若くて経験の少ない医師であっても、有意義な研究成果を得ているのであれば、積極的に発表の機会を設けるのが学会長としての私の務めだと思っています。
後進のための道を作ることができるような学会になれば、令和の時代にふさわしいものとなるのではないでしょうか。
学会員以外の皆様もご参加ください
日本美容外科学会というとJSASとJSAPS、二つの団体が存在します。どちらの団体にも共通しているのは、日本の美容医療の質を上げるべく活動しているという点でしょう。今回私はJSASの学会で会長を務めさせて頂きますが、JSAPSの先生方にも是非ご参加いただきたいと考えております。
日本は海外に比べて症例データが少ないのが現状です。データベースを充実させるためには、団体間の協力が必要不可欠となります。目指すところは同じ団体同士、協力することで、日本の美容医療の発展に貢献していければと思っております。
もちろん、現在当学会に参加されていない先生の皆様にも、ご参加いただきたいと考えております。学会の活動に興味のある医療関係者の皆様や、これから美容の道に進もうと考えている先生方など、是非ともご参加ください。
また、第108回学会は、大阪国際会議場にて開催致します。第100回の学会以来、東京で開催してきた当学会ですが、今年は大阪に場所を移し、今までにない新しい学会とするべく動いております。
とはいえ、都内をはじめとする関東近郊、さらには九州などの遠方地にいらっしゃる先生方も多いことと思いますので、2日目は午前中で学会を終了します。せっかく大阪に足を運んでいただいた皆様に、なにわを楽しんでから帰っていただきたいです。
日本美容外科学会は、美容外科に関する研究や技術の普及発達と、学術上の地位の確立を図り、併せて会員相互の向上・発展を求めることを目的とし、皆様の健康と幸福の増進に貢献するために活動しております。その理念に共感をしていただける先生方が満足できるような学会が開催できるように努めてまいりたいと思います。
第108回 日本美容外科学会
~令和の時代の美容外科に向けて~
会期: | 2020年6月2日(火)~3日(水) | 会場: | 大阪国際会議場 | 学会長: | 高田章好先生 (大阪大学 形成外科学) | 副学会長: | 森上和樹先生 (城本クリニック 総院長) 倉田荘太郎先生 (別府ガーデンヒルクリニック 院長) |
---|
自費研カタログ関連商品
自費研カタログ関連商品はありません
Clipを上書きしてもよろしいですか?