自費研フェスティバル2019イベントレポート 2019.8.9-10@五反田TOCメッセ
2019.08.28
昨年好評を博した自費研フェスが2daysにパワーアップして帰ってきた!
医科・歯科を横断し「自費診療」に特化したコンテンツをフェスのように楽しめる2日間。
他のどの学会とも違うユニークなイベントの様子をお伝えします!
一年ごとに倍増するスケール
2019年の厳しい残暑を象徴するかのように、今年の自費研フェスも熱かった。
出展企業数は100社を超え、2日間の参加者数は医科855名・歯科468名・企業 785名の合計2,108名となり、大盛況だった昨年をさらに上回る賑わいとなった。
核となるセミナー数は、昨年から倍増して35本。
内容は、「最新の治療法や治療薬のレポート」はもちろんのこと、「クリニックの経営や管理」「法的対応」「自費診療の上手な取り入れ方」など、医療関係者のリアルな興味や悩みに迫るテーマがラインナップ。
各分野で革新的な取り組みをされている医師や歯科医師、企業社長など、魅力的なスピーカーたちが4つの会場に次々と登壇した。
なかでも、初日に行われた富岡拓海氏(ヤフー株式会社)と中村茜氏(ヤフー株式会社)による「Yahoo! JAPANと医療広告 ~ヤフーが初めて語る医療広告の裏側~」と、2日目に一般社団法人 予防医療普及協会の理事を務めるホリエモンこと、堀江貴文氏と同協会顧問 鈴木英雄先生との「予防医療のミライ」と題した対談は、多くの注目が集まり、会場前に長蛇の列ができた。
食べて飲んで、活気溢れる雰囲気
セミナーゾーンの向かいのホールには、たくさんの企業ブースとともに、歓談したり一息ついたりするのにぴったりなフード&ドリンクコーナーや休憩コーナーが配置されている。今年は1日目の夕方にアルコールタイムを導入。テキーラ協会より200杯の無料テキーラが振舞われ、お祭り気分が高まった。
休憩コーナーは有効的に使われていて、ローストビーフ丼やステーキ丼など、お好みの食事をとりながら仲の良い先生同士で情報交換する姿や、楽しそうにかき氷を頬張る看護師グループ、コーヒー片手に会場のマップやタイムスケジュールを眺める一般企業の方々などさまざま。思い思いの過ごし方でくつろいでいた。
ときどき子供の姿が見られたのが今年の特徴かもしれない。昨年はなかったキッズルームが併設され、お子様の預かりサービスも行われていたのだ。キッズルームは盛況で、2日間ともフル稼働していた。
お盆休みの始まりに開催されたこともあって、自費研フェスに遊びに来ている家族もいたのだろう。パパやママが勉強している間、子供たちは自費研フェスで夏を満喫する……なんて過ごし方もアリかもしれない。
医師のホンネ「なぜいま自費研」か
医科、歯科問わず「自費診療」をテーマにする自費研フェス。参加者のモチベーションはさまざまである。
ある歯科医師のグループは、知り合いの先生のSNSで自費研フェスを知り、興味を持ったそう。「まとまっている企業ブースが魅力。セミナーで聞いて興味を持った治療法や治療薬があれば、企業ブースですぐに詳細が分かるし、購入することができる」と他の学会と自費研フェスの違いを表現した。「公演の内容が実践的ですぐに治療に取り入れやすい」のも特徴だという。歯科以外の商品をまとめてみることができることを楽しんでいた。
「美容系ばかりかなと思いきや、病気治療にも使えそうな治療薬、サービスを結構発見することができました」と話すのは消化器内科の医師。開業するのをきっかけに自費診療を取り入れることを検討しており、自費研フェスにやってきたという。
「ヘム鉄の鉄剤が出せないなど、もともと保険診療の限界を感じていました。開業したら、歯医者さんのように“保険内ではこれができる。保険外でもよければこういうものもできる”というような選択肢を提案して、患者さんの満足度を高めたいと思っています。」
なかにはフレッシュな2年目研修医の姿も。興味があった美容医療についてのセミナーや開業関連のセミナーを2日間みっちり受けたことで、「やっぱり美容の道に進みたいと思いました」と熱く語ってくれた。
勉強だけでなく、合間にはマクラーレン東京のスポーツカーに乗車して大興奮したという。
出展企業が感じた手応え
出展企業のモチベーションも多様である。
スマホのカメラで簡単に菌が観察できる機械を扱うブースでは、「虫歯予防や正しいブラッシングの誘導に有用なので、歯科医師にまずこの機械について知ってもらいたい」と話してくれた。医師や歯科医師へ認知の普及は、最も多いモチベーションの一つだろう。
その点、意識の高い医師、歯科医師が集う自費研フェスだけに、精度の高い販促活動に繋がりやすい。初出展となる大手企業は「成果につながる出展だった」と振り返る。
パートナーを探している企業もあった。副作用がほとんどない最先端の治療薬を取り扱っており、通常は皮膚科で使用されることが多いのだが、それだけでない広がりを求めて出展されたという。幅広い診療科目の医師に商品について知ってもらい、パートナーとして新たな活用法を模索したいと語ってくれた。
自費研のメリットとは
「自費医療」というテーマに特化しながら、医科・歯科を横断する自費研フェス。
実際の医療活動に関連したリアルさと一歩進んだ先進性が同居しており、学びから商品購入まで一気通貫できる手軽さがある。
同時に、参加者も出展者も多様性があり、新たな可能性が生まれることが期待できる。
セミナーや商品の散策に疲れたらリフレッシュコーナーでマッサージを受けたり、フードやドリンクで小休憩したり。ファミリーでも来られる堅苦しくない雰囲気で気負わずにいられるところも魅力の一つだ。
次回の自費研フェスは2020年10月3日(土)−4日(日)@池袋サンシャインシティで開催決定!
未体験の方はぜひ、足を運んでみて欲しい。
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