悪夢を見られる枕！？『アクムマクラ』開発中！

悪夢を見ることができる枕、『アクムマクラ』が開発されるという衝撃のニュースが飛び込んできた。

アクムマクラとは、自宅で寝ながらにして、悪夢体験をすることにより、不安や恐怖に対しての耐性を身に着けることを目的として開発される。 米ピッツバーグ大学の研究において、「恐怖体験」は脳をシャットダウンさせ、マインドフルネス瞑想時と同様の効果が見られることが発表されており、本プロジェクトは将来的にメディカルの分野への応用も検討している。

開発するのは、株式会社ソリッドアライアンスと株式会社ゾウンテッドの２社。「世の中になかった『物」『サービス』を企画・発案しそれを形にする』をテーマに様々なユニークグッズを展開するソリッドアライアンスと、お化け屋敷プロデュースを専門とする恐怖のスペシャリスト、ゾウンテッドの最恐コラボが実現したのだ。

今回はそんなアクムマクラの秘密に迫るべく、ゾウンテッド代表のマイケルティー・ヤマグチ氏と、ソリッドアライアンス代表の河原邦博氏にお話を伺ってきた。

なぜアクムマクラを作ろうと思ったのでしょうか？
マイケルティー氏：きっかけは昨年、ゾウンテッド社が仕掛けたベッド型お化け屋敷「ネグルシ」の成功でした。このアトラクションはベッドに拘束されながら、視覚や聴覚から恐怖を体験してもらうというものです。コンセプトとしては、大掛かりなセットが必要だというイメージがあるお化け屋敷を、ベッド１台が置ける部屋で展開するという、省スペース・ハイパフォーマンスなものを作るというものでした。
そこでの技術やデータを応用して、さらに小型化したお化け屋敷を作れるのではないかと思い、「一家に一台お化け屋敷」を目標に制作することに決めました。
またそれだけでなく、恐怖心の克服や、マインドフルネス瞑想と同様の効果を得られることなど、コンテンツに社会性を持たせることで、今まで低俗な扱いを受けてきたお化け屋敷というものに対してのイメージを上げていきたいです。

具体的にはどんな機能が？価格、まくらの素材は？
河原氏：実はまだ開発段階なので、あまりお答えできませんが、心霊音源のほかにも、通信機能や特殊センサーなど、様々な機能を搭載予定です。センサーを埋め込んでIOT化することで、使用者の脳波のデータを集めることもできます。枕はスマートフォンとBluetoothで連動させるため、集めたデータを分析して、随時機能を更新していくことが可能となります。販売時期や価格は未定ですが、年内販売に向けて開発を急いでおります。
ちなみに枕の素材は未定です。羽毛にするか、低反発にするか…。やはり枕なので、寝心地が良い方がよいのか、それともホラー体験をするためには寝心地が悪い方がよいのか…。公式Twitterでは随時、コメントを受け付けておりますので、皆様の意見をお聞かせいただきたいと思います。

今後、医学の分野への応用は？
河原氏：IOT化をすることで、使用前使用後の脳波データを取得することが可能です。集めたデータから、恐怖が人にどう影響を与えるのか。恐怖体験によるマインドフルネス瞑想効果がどのくらいあるのか。また、恐怖を感じることでストレス解消につながるか、など様々な研究に応用したいと考えております。
日本の研究機関だけでなく、ドイツの企業とも手を組んで、医学の分野に貢献していこうと考えております。恐怖に関するデータを取り扱うプラットフォームとして、社会に役立つ活動をしていきます。

最期に読者の方へメッセージをお願いいたします。
マイケルティー氏：アクムマクラは、あなたの動物的な本能や、根源的な生への欲求などを目覚めさせます。この商品を通して、ホラーがこんなにも生きていくうえで重要だったんだと感じていただければと思っております。使った後は、生きててよかったと思うことでしょう。我々は、これからも面白いだけではなく、社会に役に立つものを生み出していきたいと考えています。

アクムマクラtwitter：https://twitter.com/96MA9RA
株式会社ゾウンテッド：http://obake.red/corp/
株式会社ソリッドアライアンス：https://www.solid-a.com/