
実録!!弊社社員が見たプラセンタ違法取引の実態 前編
2019.01.18
中国人観光客の“爆買い”が話題になって久しいが、中にはエスカレートして非合法に走るケースもある。
数年前、プラセンタを違法に国外へ横流ししたとして、複数の医師が逮捕されたニュースを憶えているだろうか。
その当時、弊社社員の元にも、ある中国人男性が、“プラセンタ爆買い”を目論んで接触してきた。これはその一部始終の記録である。
中国で蔓延する“偽“日本製プラセンタ
更年期障害や肝臓の疾患、さらにはアンチエイジングにも効果が期待できるとして日本でも人気のプラセンタ。お隣中国でもその人気は凄まじく、富裕層が必死になって良質なプラセンタを求めている。
というのも食品偽装事件などに顕著に表れているように、中国製の製品への信頼はあまり高くない。それは中国人にとっても同じようで、中国製プラセンタの人気はほとんどなく、多くの人は日本製のものを求めて必死になっている。それを見越してか、ラベルだけを日本製として張り替えたニセモノや、日本製のものを薄めて作られたドリンクなど、市場には粗悪品が多く出回っているという。
そんな日本製のプラセンタの中で、特に人気が高いのは、注射タイプの医薬品だが、当然、その入手は非合法なものに頼らざるを得ず、中国人富裕層は何としてでも手に入れようと躍起になっている。
違法中国人バイヤーとの接触
プラセンタを違法に中国へ販売したとして、医師が逮捕されたというニュースが流れる中、ある中国人男性(以下A)から、弊社の社員の元に一本の電話が入った。
とある業者を通じて紹介されたというAは、輸入代行業者を名乗っていた。彼は流暢な日本語で、「直接会って、プラセンタの売買について相談したい」と持ち掛けてきた。我々はその実態を調査するため、Aと接触することにした。
Aとの待ち合わせ当日、都内某所へ足を運ぶと、そこには三十代中盤くらいのビジネスマン風の男性が立っていた。仕立ての良いスーツに身を包み、インテリな雰囲気をまとった彼は、とても違法取引に手を出しているとは思えないほど、好印象な青年であった。
そこで我々は、プラセンタ違法取引の実態について話を聞くことができたのである。
後編へ続く…
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