歯科矯正専門医が考えるエイジングケアとは -銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81院長 坂本紗有見先生-
2021.03.26
歯科領域におけるエイジングケアとは――矯正専門歯科医師であり、女性院長としてご活躍の坂本紗有美見先生。矯正歯科医師としてエイジングケアへの視点と、腸内細菌を活用したアプローチについてお話しいただきました!
歯列が与える影響とは
――歯科領域におけるエイジングケアとはどのようなものであるとお考えでしょうか。
私は矯正歯科医師なので、歯並びがきれいになることが究極のエイジングケアだと考えています。その理由として、歯並びの問題で虫歯や歯周病になりやすいことが挙げられます。特に受け口や前歯部が噛んでいない場合、奥歯のみで咬合を支えているために負担がかかり、歯を失う原因となります。奥歯1~2本だけで支えることになれば、自ずと負担がかかって順番に歯を失っていく事になるのです。
80歳で20本の歯が残っている人のなかに、受け口の人と前歯が噛んでいない人は一人もいなかったという大きな研究結果があります。虫歯の予防で歯を磨いたり歯周病のケアをしても、歯列の整った人に敵うものはないということですね。
また、歯がある場合とない場合でのエイジングケアのアプローチは変わってくると思います。歯を失ってしまったり、形態的な問題に対しては、厚みのある前歯部にするなどの対応をしています。歯がある場合はホワイトニングやラミネートなどで印象を変えることが可能です。 ですが、さらにその前段階として、ご自身の歯を残し、歯周病や虫歯を悪化させないためにも歯並びをよくするということが、私のアンチエイジングに対する考えです。
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