患者に寄り添い続けるために 毛髪治療の新たな選択肢“自己血を使用したサイトカイン療法”
2020.10.19
大手AGA専門クリニックで診療顧問を経験されるなど、数多の毛髪治療の症例をお持ちのイークリニック麻布 院長の髙橋栄里先生。経験と実績に基づいた確かな判断で多くの患者から信頼を寄せられる髙橋先生に、毛髪治療の現状や、今注目しているという「自己血を使用したサイトカイン療法」についてお伺いしました。
高まるニーズを感じて
「髪も皮膚の一部である」——大学病院や美容皮膚科で沢山の患者様のお悩みに向き合い、このような考えにたどり着きました。男性型脱毛症の治療薬が厚生労働省の認可を取得したこともあり、毛髪研究に力を入れるようになり、AGA専門クリニックの立ち上げにも携わりました。しかしメカニズムは違えど、髪の悩みは性別を問わないものです。多くの患者様の不安を取り除き背中を押してあげられるような場所を作りたいと考え、昨年毛髪治療もできる美容皮膚科を開院いたしました。
一歩進みたい患者のために
毛髪治療の基本は服薬ですが、日本皮膚科学会が定めた男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨Aとされている内服はフィナステリドとデュタステリドのみです。”ホルモンに働きかけ進行を遅らせる”これら二種のみでは、複合的な原因への対処に限界がありました。こうした背景から毛髪研究はさらに進み、ミノキシジルなどの外用を含む新たな治療薬やメソセラピー、植毛など、治療の選択肢は大きく広がっています。当院ではガイドラインを主軸に、患者様のご意向と医師としての判断とをしっかり擦り合わせ治療プランを立てるよう心がけています。
脱毛症は進行性の疾患であるため、ゴールを設定するというよりは、上手にコントロールしていくことが大切です。そのため毛髪治療を必要とする患者様は常に新しいものを求める傾向にあり、PRPなどの再生医療にもご興味を持っていらっしゃる方も多く、医師としてできる限り多くの選択肢をご用意したいと考えています。
新たな選択肢「自己血を使用したサイトカイン療法」とは
そうした患者様にお勧めでき、私自身も期待を寄せているのが、「自己血を使用したサイトカイン療法」です。
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