長いおつきあいを築くクリニックを目指して~何よりも優先する患者様との信頼関係~(前編)
2018.12.11
内科専門医としての経験と技術を活かして、美容皮膚科・美容外科医となった藤井クリニックの藤井靖成先生。内科的な健康長寿はもちろん、患者さんが求める「見た目」の若さと美を、信頼関係を築きながら実現していく、藤井先生が思う「あるべき美容医療」とは。
消化器内視鏡専門医を若くして取得され、指導医にまでなられた内科医でいらっしゃいますが、美容医療の分野に入られた理由は?
開業してから10年以上が過ぎましたが、思い返してみると、ここまでの道筋は意外と自然なものでした。内科医として働いていた時から、医者の役割について考える機会が多くあり、治療を担当した重病患者さんから「しんどい」「嬉しくない」と言われ、悩んだこともありました。そのような経験が、治療対象となる前の健康、つまり、病人になる前をしっかり診ていきたいという気持ちを次第に大きくしていったのです。その結果、元気に若く美しく生きることをサポートする医療に携わることになりました。
内科の分野では、患者さんに感謝していただけることに、大変なやりがいを感じていました。現在行っているアンチエイジング医療でも、同じように、ある意味ではそれ以上に、患者さんに喜んでいただける機会が多く、大変嬉しく思います。
医師の価値は、患者さんに信頼していただき喜んでいただくことにある、と思っています。その意味では、ある意味で一番厳しい目を持っていて、ごまかしのきかない、クリニックのスタッフから信頼されることが大事であると考えています。
内科と美容医療、両方からお考えになるアンチエイジングについてお聞かせください。
生理学的に言えば、老化は20代から始まっていて、老化というものは高齢者だけの問題ではありません。「老化は疾病の一種である」という論文が2015年に発表されていますが、今や、老化を病気とみなした治療が求められる時代になってきたと言っても良いでしょう。
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