『失敗しない物件選びのポイント』自費診療で成功する開業ノウハウ vol.3
2019.02.27
2025年問題、2030年問題など厚生労働省からも対策の指針がでるなど、今後の医療環境は5~10年で確実に変化が生じます。
これから起こりうる医療の自由化を見据えた、自費診療を活用した持続・拡大可能なクリニック開業のためのノウハウを、今回は『物件選定』についてお伝えしていきます。
具体的に相談したいときには、初回無料コンサルティング(https://www.ss-facilities.co.jp/consulting/opening-trial/)も行っていますので、そちらもご活用ください。
『失敗しない物件選びのポイント』INDEX
契約内容
・普通借
・定期借家
設備使用
・電気容量
・水回り
・トイレ
・エアコン
・共用部
引き渡し状態
・事務所使用
・スケルトン
契約手順
・仮申し込み
・審査
⇒保証会社審査
⇒オーナー審査
・オーナー面談
・交渉(FP・診療発生日)
・契約書
・支払い(保証金、保証会社、媒介手数料(仲介してくれる不動産がいる場合)、前家賃)
・鍵引き渡し(設備説明)
契約内容:「普通借」と「定期借家」とは
物件の契約には、「普通借」と「定期借家」の大きく2種類が存在します。
まず「普通借」ですが、これは一般に私たちが住むような住宅と同じ契約のことです。2年に一度更新の必要があり(2~3年が一般的)、契約時に賃料の改定がある場合があります。基本的には契約の更新が可能なため、安定した経営を行うことができるのがメリットです。
対して「定期借家」契約とは、2年や3年、5年といった、あらかじめ決められた期間を迎えると、契約が終了するというものです。基本的に契約更新の概念はなく、再び借りたい場合には、再契約を結ぶことになります。
定期借家では、ビル自体が古く建て替える予定があったり、再開発によって建物が取り壊されてしまったりと、再契約条項がないこともあります。契約期間を迎えると出ていかなければならない点を考えると、移転費や内装の問題が出てきてしまいますが、再契約条項がないからこそ、相場よりも賃料が低いというメリットも存在します。初期費用が抑えられたり、出ていく際に原状回復しなくても良かったりと、契約内容によってはメリットもあるので、事前確認を怠らないようにしましょう。
ただし、短い期間で移転するというのは経営上あまりお勧めはできませんし、次の物件が必ず見つかるという保証もありません。どちらが自分にとってメリットがあるかを考えて決める必要があります。
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