徹底的な栄養学に基づいた診療の実践は細胞レベルから 慢性疾患の患者さんが本来もっている力を遡上させる
2018.05.10
栄養学を徹底的に追究し、20年近くにわたって患者さんの指導と独自のサプリメントを診療の中心に据え、自費診療を続けている鶴見先生から自費診療を実践・継続していく秘訣を伺ってきた。
自費診療の導入を検討中の先生に申し上げたいのは、これからは栄養学の時代であり、栄養学を徹底的に2年間、学べば自費診療を開業することは可能ということです。
私が大学病院に残らなかったのは「患者さんを薬漬けにして、死なせたくなかった」ためです。
薬による対症療法ではなく、病気の原因を突き止め、患者さんに生きる力をつけようと考えました。それで、20年近く漢方を取り入れつつ代替医療を経て、東京で開業後は栄養学の観点から患者さんへの指導とサプリメントを診療の中心として据えるようになりました。
日本の大学病院の教授やがん専門病院の医師の中には「食べ物は何を食べても同じ」「栄養学など必要ない」と言う人もいます。しかし、がんが見つかり、例え腫瘍を切除しても血液やリンパを介して播種された目に見えないがん細胞が、転移や再発を引き起こすため、全身に撒かれたがん細胞の栄養源を断たねばなりません。
慢性疾患を診ていくうえで小腸から栄養吸収・栄養学は必要不可欠な診断要素
口から入った食物は小腸で吸収され大腸に送られ、小腸で吸収された栄養は肝臓を経て全身に送られます。小腸は極めて重要な臓器です。食物の消化吸収から排泄、短鎖脂肪酸の生成そして全身のリンパ組織の70%が集まっている免疫機能を担う組織でもあります。
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