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感染拡大 クリニックに求められるコロナ対策とは
2020.04.09
7日、日本国内での新型コロナウイルス(COVID-19)感染者数が4,000人を超えた(クルーズ船乗船者をのぞく)。安倍首相は特別措置法に基づき、東京都など7都府県を対象にした「緊急事態宣言」を発令し、”可能な限りの外出自粛”を呼びかけているが、まだまだ収束は見えない。
新型コロナ感染の診療目的で自費クリニックを訪れる患者はほとんどいないかもしれないが、だれが罹っていてもおかしくない状況。政府へ数々の提言を行ってきた日本医師会が、医療機関向けに患者対応等の情報を公開している。日々多くの患者と接する医療従事者だからこそ、感染を拡大させることのないよう基本に立ち返り、予防策を見直しておきたい。
感染の疑わしい患者が来院した場合には?
・風邪症状、37.5度以上の発熱がある場合
・感染者または感染が疑わしい人との濃厚接触があった場合
・2週間以内に海外への渡航歴があった場合
集団感染を回避するため、多くのクリニックが上記のような文言をホームページなどに掲載し、該当患者に予約変更やキャンセルを促す対応をとっている。マスクをしたまま施術のできないリップのアートメイク施術などは、感染症状が見られなくても日程変更を行っているところもあるほど、各クリニックが最大限の対策を行っている。
それでも新型コロナウイルス感染症初期症状の感冒様症状の状態で、予約患者が直接来院する可能性も捨てきれない。こうした場合に備え、受付で感冒症状の有無を簡単にトリアージするのが望ましい。その結果感染様症状がみられたら、他の患者との接触を最小限にするため、下記のような方法でできる限りの動線分離を行う。
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