
老化を防ぐカギは糖化にあった!内科、整形外科、皮膚科、婦人科、泌尿器科、眼科、精神科、歯科などにおける予防医療(2)
2018.11.02
食事由来AGEの摂りすぎに気をつける
AGEは、体の中で内因性に作られるだけでなく、食事や喫煙からも外因性に体の中に取り込まれます。その比率は、およそ2対1です。つまり、ヒトの体内に存在するAGEのおよそ3分の1は、外因性由来だと考えられています。
また、食品に含まれるAGEの6~7%が体内に残存することが報告されています。
ネズミの研究では、AGEの摂餌量を減らしただけで寿命が伸びることが示されています。また、ヒトのメタ解析の結果からも、AGE摂取量を半分程度に抑えると、炎症反応が抑制され、血管機能やインスリン抵抗性が改善することが明らかにされています。さらに最近、2人の女性に4週間にわたるAGE制限食を行ったところ、見た目年齢が3〜6歳若返ったことがイギリスの大衆紙に掲載されました。
クリニックでもできるAGE測定
私はこれまで、約6,000名にも及ぶ患者さんたちの血中AGEを微量分析し、様々な老年疾患との関連性を明らかにしてきました。そしてその経験から、日常診療の中でAGEを簡便に測定し、予防や治療に繋げていくことが重要になっていくだろうと考えるようになりました。幸い、現在、皮膚に蓄積したAGE量を簡便に定量できる機器が3機種販売されています。中でもAGEリーダーmu(セリスタ(株)、東京)は、我が国で唯一、厚労省から医療機器の認証を受けたAGE測定機器です。
この機器では、皮膚に蓄積したAGEから発せられる微量な蛍光を測定することにより、AGE蓄積量を推定する仕組みになっています。多くの医学論文により、AGEリーダーmuで推定したAGE蓄積量が、心血管病や老年病、総死亡を予知するマーカーとなりうることが報告されています。
このような機器を用いて、AGEを標的としたアンチエイジング外来を行うことで個々の患者さんのニーズに合わせた精密医療(precision medicine)を提供することも可能であるように思います。
「AGE溜まり具合」のチェックリスト
私は、最近、前述の機器を用いて日本人1万1,000人のAGE蓄積量を測定してみました。その結果、
①喫煙、
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