知らなかったは通用しない!ステマ規制(10/1からスタート)
2023.09.30
ウチには関係ないって思っていませんか?法律を知らないことの不利益は自院に降りかかってきます。10/1から規制が始まる「ステマ規制」について、クリニック経営に関わるところを中心に配信します。
10/1から始まるステマ規制とは?
2023年10月1日から、いわゆるステルスマーケティング規制(以下「ステマ規制」)がスタートします。
従来であれば、ステマ規制自体を取り締まる法律はありませんでしたが、ステマが消費者に与える影響の大きさ、諸外国(OECD加盟国名目GDP上位9カ国)でステマ規制がなかったのは日本だけというような実情を考慮して、ステマをすること自体を取り締まることになりました。
具体的には、「事業者が自己の供給する商品又は役務の取引について行う表示であって、一般消費者が当該事業者の当該表示であることを判別することが困難であると認められるもの」が規制内容となっています。
具体例を挙げて検討してみましょう。
以下のX(旧Twitter)での私のポストです。渋谷にあるアミューズメントポーカー施設Z(仮称)でポーカーをしたという投稿です。
この投稿が、私のXのアカウントを通じたポストではあるものの、Zの投稿とならないか?(=事業者の表示であること)、もしそうだった場合には、Zの投稿だと何も表示していないことから、一見わからなくなっている(=ポストの中にZによる投稿だとの表示がない)ので、ステマ規制に違反しているのではないか、という懸念が生じるわけです。
※なお、この投稿はポーカー施設から一切の投稿依頼等はなされていないことから実際にはステマ規制に違反しません。あくまで仮の事例として説明しております。
ステマ規制に違反した場合に医療機関に生じるインパクト
では、もしステマ規制に違反してしまった場合に、医療機関にとってどのような実害が生じるのでしょうか?
ステマ規制は、景品表示法の指定告示という位置付けで規制されることになります。
その場合、以下の実害が生じることが考えられます。
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