【WCD2023】Cynosure APAC Summit 2023／スペシャルインタビュー【奥謙太郎先生ほか】＠シンガポール

2023.07.05

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シンガポールで開催中のWCD2023「世界皮膚科学会」へ自費研編集部が取材に行ってきました。

豪華な会場で開催され、世界中から多くの先生方がご来場されていました。
各国の先生方の治療コンビネーションについて様々なセッションを拝聴し、日本に留まることなくグローバルな情報の収集と発信が重要だと改めて感じました。

また、サイノシュアー・グローバルにおいて、中国や韓国などアジア各国のマーケットが盛り上がっています。日本にも素晴らしい先生がたくさんいることを海外に向けて発信したいと思う一方、サイノシュアー・グローバルのことを日本の先生方にも知っていただけたらと思いました。

＼自費研独自取材！/ サイノシュアー株式会社主催のイベントにご登壇された先生方へのインタビューをご紹介します。

HILLS GRACE CLINIC 院長奥謙太郎先生のスペシャルインタビュー

―― 各国の先生の講演をご覧になり、また奥先生もご登壇されていましたが、現在のご心境はいかがでしょうか？
海外に出ていく理由は、新しい考え方に触れるためです。
肌質や国民性が異なると望まれる治療方法も違うので、日本人として海外でセミナーに参加する場合は「彼らから学べることは何か」を考えながらセッションを拝聴することが多いです。今回も非常に面白い話を伺えて、アグレッシブな部分もあればコンサバティブの部分もあるので、それを日本に持ち帰り何をどう組み合わせていけば患者様に一番メリットがあるかを考える参考になりました。

―― 奥先生のセッションでフォーカスしたポイントは何でしょうか？
症例や科学的なデータをお話しすることも大事ですが、今回いらっしゃる先生の中にエキスパートの方もいれば、「これからどうやって使っていくか」「これからどういう風に導入していくか」といった考え方の先生も多いとお伺いしたので、サイエンティフィックではなく、「医療機器を使用した治療を始めるにあたって何を考えなければいけないのか」「どのように治療を組み合わせてアプローチするのか」をお伝えしました。
例えば、どのようなプロジェクトでも一人で全部のパートを担うことは難しいので、チームを組んで効果的・効率的に動きますよね。医者と医療機器もそのような関係性だと思っているので、「いかに組み合わせてチームを作るか」についてお話しさせていただき、それが先生方に伝われば今回のミッションはコンプリートできたと思います。

―― 日本ではサイノグローに関する情報はまだ少ないですが、日本に向けて今後どのように伝えていきたいですか？
日本の今の市場は、ダウンタイムを抑えながら最大の効果を出したいというニーズが多く、そこにフォーカスして作ったのがサイノグローです。
例えば、皮膚が真赤の状態で2ヶ月を過ごすような治療は、結果とダウンタイムが見合わなければ誰もやろうとは思わないですよね。ダウンタイムを抑えたいけれど結果も求めたいというニーズに応える選択肢の一つになればと考えています。
サイノグローは、コンビネーション治療の一つのスタートです。組み合わせの可能性は一つではありません。ここから新しいイノベーションが生まれたらいいなと思います。

KENTARO OKU
HILLS GRACE CLINIC 院長
奥謙太郎先生
福島県立医科大学卒業。大学病院や関連病院で皮膚科研修後、皮膚科／美容皮膚科クリニック院長を歴任し、2015年4月にあざみ野ヒルズスキンクリニックを開院する。2022年3月にHILLS GRACE CLINICとしてリニューアルオープン。

サイノシュアー・ジャパン KOLの先生方へスペシャルインタビュー

―― サイノシュアーAPACへの参加で期待をしていたことは何でしょうか？
ピコ秒レーザーの有効的な使い方や世界でどのように活用されているかを勉強できる貴重な機会になるため、とても楽しみにしていました。
また、アジア圏や東南アジアの方々の治療方法について拝聴できるので、日本での治療の参考になることを期待しています。

―― 奥先生の講演はいかがでしたでしょうか？
奥先生の講演は非常にわかりやすく、日本ならではの丁寧さが伝わってきました。コンビネーション治療の一つであるサイノグローがなぜお薦めできるのか、症例などのエビデンスに基いた確かな情報をお話しされていました。

―― 海外と日本での機器の使い方に違いを感じましたか？
日本では様々なレーザー機器がある中で、アレキサンドライトレーザーが丁度いいと感じる医師が多いと感じました。レーザー治療のリスクとして炎症後色素沈着(PIH)を挙げる先生も多い印象でした。
対して、韓国ではヤグレーザーが主流というお話しがあり、国によって使用する機器の傾向が異なることに興味深く感じました。

―― 今後サイノシュアー・ジャパンとしてイベントを開催することに対してどのようなお考えをお持ちですか？
今後は日本語で今回のような議論ができる場ができると良いと考えています。正確に情報をお伝えするため、クローズドのオフラインセミナーを開催できたらと思っています。