「免疫チェックポイント阻害薬」でコロナ重症化の可能性
2020.07.29
手術、化学療法、放射線に次いで「がん治療第4の柱」として注目されている「免疫チェックポイント阻害薬(ICI)」。米メルクの「キイトルーダ」や小野薬品工業の「オプジーボ」などがあるが、6月24日に医学誌ネイチャー・メディシンに掲載された論文の中でこれらのICIが新型コロナウィルス感染症の重症化リスクを高める可能性があると発表された。
正常な免疫機能は体内に異物が侵入するとそれを排除しようとするが、がん細胞は免疫機能を阻害して体内にがん細胞を増殖させる。ICIはがん細胞のこの働きを阻止し、免疫機能に本来の機能を取り戻させることでがん細胞を攻撃させることを目的とした治療薬だ。
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