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ドクターと並走して美容医療業界のレベルアップに貢献

ドクターと並走して美容医療業界のレベルアップに貢献

2024.04.09

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2023年にインモード・ジャパン マネージングディレクターに就任した岩下和彦氏。長年、美容医療業界に身を置き、業界の変遷とともに歩んできた知見を活かし、インモード・ジャパンの販路拡大に注力されています。今回は、美容医療業界の変化にはじまりインモード・ジャパンのチャレンジまで多彩なお話を伺いしました。

インモード・ジャパン株式会社 マネージングディレクター
岩下和彦
いわしたかずひこ●アメリカ・ユタ州のユタ大学心理学部を卒業後、1997年にシネロン・キャンデラに入社し、営業からマーケティングまで幅広く携わる。2018年にヴィーナスコンセプトジャパンの責任者に就任。その後インモード・ジャパン立ち上げに伴い、2023年7月よりマネージングディレクターに就任。

効果的で安全な施術のために、ドクターを徹底サポート

私がアメリカのユタ大学を卒業し、1997年にシネロンキャンデラに入社した当時、レーザーの三種の神器といえば色素レーザー(ダイレーザー)、Qスイッチレーザー、炭酸ガスレーザーでした。この3つの機器を駆使しながら、先生方が患者様の治療に尽力していた時代でした。

1995年に皮膚レーザー照射療法が保険収載され、日本のレーザー治療のベースは保険診療でした。最初に携わった業務はあざ治療のレーザー機器でしたが、保険診療の際に、どうにかいい治療ができないかと、最前線で活躍する先生方と学術的な論文データをベースに一緒に模索していました。「悩んでいる患者様をなんとか治療したい」という先生方の思いに、メーカーとして応えるためです。

美容医療業界の大きな転換としては、医療レーザー脱毛器やIPLの登場です。以降、市場規模は10倍ほど拡大していると感じます。最近はハイフやニードルRFレーザーも出てきていますが、さらに革新的なレーザーは少ない状態です。そんな中、メーカー各社は安全に効率よく施術できる機器をリリースしており、ここ5年くらいは機器買い替えのマーケットが大きい印象です。機器の効率化によって施術時間も短縮され、時間を有効活用できるためクリニックの経営面でもプラスになっているのではないでしょうか。

海外では国によってマーケットも全く違ってきます。日本では脱毛レーザーのシェアは世界トップレベルですが、韓国だと全く導入されていません。毛に対する意識や臭いに対する意識も違うので、その辺りはそれぞれの国の流行をリサーチして、注力していく必要がありますね。

メーカーにとって大切なことは、きちんとした学術的な情報を提供していくことです。やはり先生あっての機器なので、先生から医療情報の提供の依頼を受けて安全性と適正使用のトレーニング等もサポートしています。今は患者様もいろんな情報を得られる時代ですが、インターネットに載っていない副作用や安全性の情報などを提供することを非常に重要視しています。

レベルの高い日本の美容医療を、海外に向けて発信

日本の美容医療業界は、先生同士で頻繁にディスカッションされていて、均一にレベルが高いと感じます。お互いの手の内を見せない国もあれば、アメリカだと皮膚科や形成外科など、診療科の垣根が取り払えていません。日本の先生方は海外の情報を吸収するのも早いため、患者様にとっても最新の治療が安全に受けられますし、中国の方は同じ治療であれば日本で受けたいという患者様も多いです。

ただ、昨今は韓国の美容医療が輸入されていますが、日本から発信するものが少ない印象です。例えばトラネキサム酸やプラセンタ製剤などは日本発信のものが海外で評価されているので、機器でもそういったサービスができるといいですね。日本にはレベルの高い先生方がいらっしゃるので、日本独自の美容医療が確立できるように、メーカーサイドとしても海外に向けて一緒にアピールしていきたいです。さらに当社とクリニックが連携することで「最新型の痛くないレーザーを導入しました」などと患者様に発信するといった、クリニックマーケティングのお手伝いも可能です。

発信する上で大事なのは、やはり機器の費用対効果です。いくら金額が高くても、クリニックの先生のことを考えると、採算性が悪いものは個人的には強くおすすめできません。もちろん効果と安全性は大前提ですが、採算性は常に考えますね。

また、今後は日本でユーザー向けの医療情報を提供する勉強の場を設けていきたいと考えています。特に若い先生方は学びたい意欲が強いのですが、日本にはあまり学べる場所がありません。自己流でやってしまうと事故が起こってしまう可能性もあるので、自費研さんも受け皿のひとつですが、先生同士の交流会などあれば当社としても積極的に協力していきたいです。当社でも4月14日に医療情報を提供する会をインモード本社で開催予定です。また、今後バンコクでもドクター向けのミーティングを行う予定なので、自費研さんとのパートナーシップにもよりますが、情報発信をご一緒していければ幸いです。機器によっては使い方や設定も全く違うので、メーカー各社が協力していくような流れになると、業界の発展としては望ましいですよね。

日本市場での拡大を目指す、インモード・ジャパンの展望

インモード・ジャパンでは高周波の機器を取り扱っており、サージカルな機器もあれば非侵襲的な機器もあります。20以上の製品にパテントがあり、皮膚科、形成外科、美容外科というコアなマーケットの中でも、常に革新的な機器を年に2製品をリリースしていくのが企業ミッションです。今後は眼科や婦人科、耳鼻科などの診療科に対してもアプローチをしていく予定です。

2016年に医療レーザー脱毛器が薬事承認されて以降のマーケットの全体的な動きと同様に、当社でも薬事承認を取得した機器を販売していきたいと思っています。そこからさらに保険適用となるとハードルが高いのですが、1995年にあざ治療が保険適用になり、今はQスイッチNd:YAGレーザーやピコレーザーも保険収載されるようになりました。当社としても何かしら保険に結びつくような機器を提供できればと考えています。

もしも保険診療クリニックの先生で、試験的に自費診療の機器を導入を考えているなら、シミ治療ができる機器をおすすめします。やはり患者様の一番のニーズはシミ治療だと先生方にも伺うので、患者様の満足度も高く喜んでいただけます。ただ、保険診療のクリニックだと人手が足りないため、機器を導入しづらいという話をよく聞きます。当社では光治療器のご提案とともに、先生方のサポートもしながら、業界の発展に貢献していきたいです。

日本の美容医療の市場規模は海外と比べても大きいので、インモード・ジャパンとしても、さらなる拡大を目指していきます。そのためには薬事承認を取得して、安全に患者様に使用できる機器を販売していけるよう邁進していきます。今後は採用も増やしていき、ユーザーの満足度を常に高く維持していく予定です。クリニックのスタッフの方に寄り添ってもらえるような方と一緒に働きたいですね。

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