超人気コスメブランドが 満を持して美容医療に参入！

ポーラ・オルビスホールディングスがついに美容医療に参入することがリリースされ、美容医療業界にとってもビックトピックになっています。ポーラ・オルビスＨＤは美容医療関連領域への参入を目的として子会社ポーラメディカルを設立。ポーラグループがこれまでに蓄積してきた皮膚科学研究の膨大なデータと知見が美容医療でも活用されます。

大手化粧品メーカーが美容医療に参入する理由

佐々木:
ポーラさんの美容医療への参入は、業界にとってビックトピックです。貴社のような大手が美容医療業界でどんな戦略をお持ちなのか知りたいのですが、末延さんはずっとポーラに在籍されているのでしょうか？

末延:
1991年にポーラ化成工業に入社して以来、ずっと研究一筋でやって参りました。その中でも2016年に日本で初承認されたシワ改善コスメ「リンクルショット」の企画開発を手がけたことは自己紹介でよくお話しさせていただいています。

佐々木:
リンクルショットの仕掛け人として有名な末延さんですが、ポーラメディカルについてご紹介いただけますか。

末延:
ポーラメディカルは、ポーラ・オルビスホールディングスの100％子会社で、皮膚科学・美容医療領域における研究開発・販売が主な事業内容です。我々化粧品メーカーが、今後30年、100年先を視野に入れた時、コスメと美容医療の境目は消失し、新しい美容や新しい美容医療が登場すると想像します。その時、私たち化粧品メーカーこそ患者様に貢献できる部分があると考え、美容医療に参画しました。

特に取り組みたいことは「ポーラメディカルエクスペリエンス」。患者様が来院し施術を受け、さらにホームケアをされることで、人生を前向きに生きられる、そんな気持ちを体験していただく、ワンランク上の美容×医療サービスを提供できればと思います。

患者様をより幸せにするためにお手伝いをしていきたい

佐々木:
さすがの先見性です。より具体的に、どのようなエッジを立てていく予定なのかをお聞かせください。