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弁護士が、まさかのときの“正しい対応”を教えます[クリニック顧問弁護士の事件簿]経営における法的リスクとその対策について
2017.11.15
「応召義務」違反の失言を誘うように、挙げ足とりをしてくるモンスター患者と遭遇してしまったとき・・・
|自費研online
事件のあらまし
「思った通りのシワ改善結果が出ない」と治療後クレームへと変化。しかも対応を見誤ってしまい、患者側の被害感情が強くなり聞く耳をもたず、示談を持ちかけても難しい状況です。さらに、その患者様が医師の説明責任や、医師法19条の条文に非常に詳しく、わざと「応召義務」違反の失言を誘うような挙げ足とりをしてくるモンスター患者です。このような法的リスクは回避できないのでしょうか?(名古屋市 美容皮膚科経営 M・Tさん)
早期発見、早期対処、可能な限り予防。
法的トラブルにも「防御」が必要なのです。
●文書等に落とし込む証拠化の仕組みづくりで防御
●「おかしい」と気づいた時点で弁護士に相談で防御
●HPの内容が法に抵触していないかを弁護士に確認で防御
医院経営における様々な治療や料金にまつわるトラブルは、まず必ず小さなうちに対応するが最善の対応策です。問題がまだ小さいうちに、患者様とのやりとりを整理して、適切な対応をすることが何より重要です。
「同意書」ではなく証拠化できる仕組みづくりを行う
インターネット等から拾った同意書を使用している場合は、医師が「リスクを含めた説明をした」ことにならない可能性が大。
同意書は医院ごとに盛り込むべきリスクの内容と文言を、サービス内容に応じて変えることが必須。患者の希望で施術を行ったか、金額と支払い方法に納得したか、リスクを理解したかを順序立てて文書等に落とし込み証拠化する仕組みづくりが必要です。
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