美容医療とメイクアップは掛け算だ!
2024.03.21
「Cutting Edge ~ Filler Symposium & Live Injection ~」では、8名の先生が登壇します。
目黒げんクリニック院長の市原佑紀先生が、ヘア&メイクアップアーティストの岡田知子氏とともに、SPECIAL sessionに登壇が決まりました。
市原先生は、日本形成外科学会の専門医の認定を受けており、目黒げんクリニックの院長としてご活躍中です。
そんな市原先生に、Cutting EdgeのSPECIAL sessionについて聞いてみました。
■Cutting Edge登壇にあたって
メイクアップアーティストの岡田知子さんという、医療者ではない方と一緒に自由な表現ができる場ということで非常に楽しみにしております。
医師になって13年目を迎えましたが、私よりも若手の先生方やこれから美容医療に触れていきたい先生方に、私が先輩方から教わったことをかみ砕いて伝えたり、実践的なお話ができると良いなと思っています。
今回登壇させていただけることを光栄に思っております。
私自身、前職のクリニックの時から、メイクと美容医療のあり方に興味を持っていました。
例えば患者様が知らず知らずにハイライトを入れている箇所は、ボリュームがそもそもなかったり、ボリュームがあればいいなという願いを込めて入れられてると思うんですよね。
「美容医療をやりすぎないためにもメイクの力を借りていきたい」という思いがあり、クリニックを開院して半年後位に岡田さんをご紹介いただきました。
岡田さんは、1ケ月に1度2人で患者様の笑顔のために勉強をしているパートナーです。
■美容医療とメイクのそれぞれの特性を理解した上で提案するのが大切
患者様がメイクをする際には、「魅せるためのメイク」と「コンプレックスを隠すためのメイク」があると思います。
どういった意味を込めてメイクをされているのかという背景を考える必要があり、「施術後のメイクとの兼ね合いを考えずに美容をやっていくと、仕上がった時にズレが生じるんじゃないかな」と思うんです。
美容医療とメイクのそれぞれの特性を理解した上でこちらが提案していくことで、患者様の笑顔や見せ方が変わってくることを期待しています。
「術後に変わったお顔に対して、対応できるようにしてあげるのも、医療を提供する側は学ぶべき」と思ったのが美容医療とメイクの関係を考えるようになったきっかけです。
「真顔の時、笑った顔、全てにおいてナチュラルである」ことが大切なので、必ずしも医療だけに頼るのではなくて、それぞれの特性をいかして、「どっちも掛け算することによって理想の形にする」と、相乗効果が期待できると考えています。
■患者様のニーズにこたえるFRT治療
まだ私の中で答えは出ていないのですが、「医療は形を作るもの、メイクアップってのは光と影を表現し、さらに彩りを整えるもの」と考えています。
正面から見た時、メイクでも光と影を表現できますが、横や斜めはメイクでは作れないですよね。「本当に形を表現したい時は医療の力を借りる」ことが必要かなと考えます。
美容医療において、私は「FRT治療」を提唱しています。
「FILLING(足す)」「REDUCTION(引く)」「TIGHTENING(引き締め)」の3つの頭文字をとった言葉です。
足し算と引き算と引き締め算の3つ軸で美容医療の提案を行っていて、元々の状態になるべく戻すっていうような治療提案を心がけています。患者様にもご予算があるので、ヒアルロン酸の注入を今はできないということもありますよね。そこで「メイクで置き換える」ご提案ができるのも、大切なことだと思います。
今回は、「メイクで足し算引き算引き締め算するとしたら、どういう手法があるのか」というお話を岡田さんがしてくださる予定です。そして私は、解剖学的なお話と、エイジングの過程を逆算した治療法の提案をお伝えします。私的には「コピー可能な治療提案」だと言っていますが、それが多くの方に届けばいいなと思っています。
開催概要
◆開催日時:
2024年3月24日(日) 10時~19時50分
※LIVE injection、VIDEO injectionなどのプログラム8本、終了後軽食をともなうGALA PARTYを予定しております。
※途中退席可
◆会場:
東京ポートシティ竹芝 ポートホール
◆主催/運営事務局:
一般社団法人日本顎顔面美容医療協会/自費研株式会社
◆対象者:
医師・歯科医師・研修医・コメディカル
◆参加費用:
医師・歯科医師:50,000円
研修医・コメディカル:20,000円
◆お申込み:
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