
300名が参加したオフラインイベントBEAUTY PUNCH2024開催 美容医療に興味のあるお客様へ正しい美容医療について情報発信
2025.03.21
主催/BIANCA CLINIC・自費研
SNSの発達とともに、美容医療の情報はより簡単に手に入るようになりました。美容医療に対する心理的ハードルは下がり、幅広い層が気軽に美容医療を利用しています。しかしあふれている情報の中から、どの情報が正しいのか、医学的根拠があるものなのか判断するのは難しく、過剰な治療を受けてしまうなどトラブルも同様に増えています。そんな現状に警笛を鳴らすべく、BIANCA CLINICと自費研が主催で、オフラインのイベントBIANCA BEAUTYPUNCH2024を11月4日東京ポートシティ竹芝にて開催。美容医療に興味を持つ300名の一般のお客様を迎えて盛り上がりを見せた当日についてレポートします。
AIを駆使した未来的でスタイリッシュな講演
最初に登壇したのは、BIANCA CLINIC理事長である堀田和亮 先生。同院では2018年の開院以来108,000人以上の患者様を施術、現在は海外からの来院者も増加中とのことです。
登壇の導入では戦争をきっかけに発展した美容医療の創世記から、現在における最先端の美容医療までAIを駆使した映像と明瞭で軽快なトークなで紹介して冒頭で来場者の心を掴みました。また、今回のBIANCA BEAUTY PUNCHI 2024の開催意義にも触れる場面も。
「近年は、感覚が麻痺して過剰に美容医療を受けてしまう事例が増えています。Over filled Syndrome=注入過剰症候群は絶対に阻止しないといけません。美容医療は、コンプレックスを解消することで豊かな人生を送るためのものです。」
と堀田理事長。同院では正しい美容医療の情報を共有できるよう、クリニック全体で学術活動に取り組み、日本、ひいては世界の美容医療全体の質の底上げを目指しているとお話しされました。
日本の感覚だけでなく、世界レベルの感覚で情報発信を
BIANCAに所属する医師は17名。美容外科、美容皮膚科、美容内科、美容婦人科、再生医療、医療アートメイク、保険診療と7つの専門分野がありますが、来院される方にはその枠を超えて包括的なアプローチを実施しているとのこと。美容医療としてだけでなく、何でも相談できる総合病院として、また日本の狭い価値観にだけこだわるのではなく、ワールドワイドな視点で患者様のより良いライフスタイルをサポートするライフスタイルカンパニーとして定義しているそうです。
堀田理事長は登壇の最後に重ねて情報提供の重要性を語りました。
「SNSの情報は正しいことばかりではありません。医師でないインフルエンサーの思い込みによる発言、医師によるポジショントークもあります。私たちは安心安全に美容医療を受けるために一般の方に向けて情報発信をする義務があると思っています。」
発展を続ける美容医療、今は施術を受ける側も再認識が必要な転換期に来ているのかもしれません。
総勢18名のスピーカーが伝える、最新の美容医療
堀田理事長の登壇の後は、美容外科、美容皮膚科、美容内科、美容婦人科の総勢18名のスペシャリストによるセミナー、トークセッションと続きました。どの登壇もAIや画像、動画を用いたり、実際に施術を受けた患者さんが登場したりと工夫がこなされ、何より誰にとってもわかりやすい、美容に興味を持つ方にとって有益な情報が続き、多くの参加者たちは、まったく飽きる素振りもなく熱心に聞き入っていました。
大人気の無料カウンセリングコーナー
また、会場には目玉企画として事前予約制の無料カウンセリングブースも。クリニックへ行くハードルなしに、気軽に人気の医師のカウンセリングが受けられるとあって大盛況でした。
5時間にわたって開催された、貴重な対一般の方向けの大規模な美容医療のセミナー。多くの学びとともに大成功で幕を閉じました。
ご登壇者コメント
雜賀 俊行 先生
銀座副院長
大勢の方を前に立派な舞台での登壇は貴重な経験でBIANCAだから出せた雰囲気と規模だと思います。今日伝えたかったのは、脂肪吸引は細くするだけではなく、見せたい体にすることが重要だということです。そのためには脂肪を取るだけでなく、質感や輪郭、バランスを考えることまでがこれからの脂肪吸引だと思います。
松田 朋子 先生
クマ治療に10年以上携わってまいりました。最近はSNSなどで誤った情報や悪徳な情報が溢れています。今回、患者様を守りたいという気持ちからお話させて頂きました。たとえば、以前流行った注射1本でクマを治す!という治療ですが、その治療を受けた患者様からのご相談や修正はかなり多くありました。情報が溢れているからこそ、正しい知識を身につけてご自身を守って頂きたいと思います。不安であれば即決せず、いくつかクリニックを回ることもリスク回避の1つになります。メリット・デメリットをしっかり説明し、親身になってくれるドクターを選んで下さい。本来クマ治療は最高のアンチエイジングだと思っております!
池田 雪太郎 先生
学会で学びも重要ですが、患者様に伝えることも同様に重要です。最近はメディアやSNSの影響で、「目頭から何ミリ」のように一つの基準に当てはめて、悩んでいる方が多くて胸が痛みます。海外では日本の美の基準なんて知らない方が圧倒的多数です。日本と世界のトレンドは同じではありませんし、基準は一つではないことを伝えられたらと思います。
新行内 芳明 先生
銀座院長
学会で学びも重要ですが、患者様に伝えることも同様に重要です。最近はメディアやSNSの影響で、「目頭から何ミリ」のように一つの基準に当てはめて、悩んでいる方が多くて胸が痛みます。海外では日本の美の基準なんて知らない方が圧倒的多数です。日本と世界のトレンドは同じではありませんし、基準は一つではないことを伝えられたらと思います。
明石 仙姫 先生
ボデイにヒアルロン酸を入れる治療は周知がまだ低いのですが、顔より年齢が出やすい手や肘、鎖骨などは簡単に若返ることができます。今日はその点をお伝えすることができてよかったです。ボディはお顔以上にヒアルロン酸を入れることで劇的に変わりますので興味がある方はぜひご相談ください。
中尾 崇 先生
ディープ プレーン フェイスリフトははなかなか広くは知られていないのですが、フェイスリフトにしか出せない効果がありますので今日は多くの方にお伝えできてよかったです。一般の方向けのセミナーはアジアの他の地域では開催されていますが、日本も負けずにこのような会を積極的に開催していく必要性を感じました。
岩間 美幸 先生
皮膚科専門医 美容皮膚科指導医
皮膚科専門医・美容皮膚科指導医として、日々の診療で重視している「毎日のスキンケア」についてお話しさせていただきました。
本日お伝えした「摩擦レスのスキンケア」を実践いただくことで、クリニックでの治療効果が格段に高まり、美肌への近道となります。ぜひ、毎日のケアに取り入れていただきたいと思います。
また、各分野の専門医の先生方のお話を一度に聞ける機会は非常に貴重で、私自身にとっても大変勉強になりました。
夏目 隆太郎 先生
大勢の患者様に向けてお話しする機会はこれまでありませんでしたので、患者様との距離が近づいた気がします。普段目周りの施術を主に担当していますが、今日は、長期的な目線を持ってまぶたと付き合ってほしいことを伝えられたと思います。これからも日々技術を磨くことはもちろんですが、発信にも力を入れたいと思いました。
前田 陽子 先生
美容内科指導医
若返りは非科学的なものではなく、実際に実現し始めています。まさにこれが可能になりつつある現在は、歴史的に見ても転換期にいると思いますので、そのワクワク感が少しでも伝わるといいなと思い今日は登壇しました。クリニックに患者様をお招きする形ではなく、会場を貸し切って多くの先生から情報を共有していただける機会は滅多にありませんので贅沢な1日になりました。
宮本 亜希子 先生
美容婦人科指導医 産婦人科専門医
BIANCAでは、婦人科系に限らず専門性を大切にしています。美容医療でもやはり膣のことは婦人科の医師にお任せしてほしいと思います。最近はフェムティツクの言葉の流行とともに資格がない方がSNS発信する姿を散見します。中には間違っている情報も多く、一般の方に正しい情報を伝えることの必要性を改めて感じます。
魚谷 雄一朗 先生
美容外科指導医
ミッドフェイスリフトという名前は聞いた事ある方も多いかもしれません。いろいろな術式がありますがどれもクマ治療の延長線上にあります。また、どの治療も適応は人それぞれですので、治療名ありきではなく、個人個人に本当に合う治療をしっかり見つけてほしいです。
大久保 由有 先生 表参道院長 & 美容インフルエンサーyuumiさん
気軽に普段通りに近いトークセッションにさせていただき楽しかったです。今日のような最新の美容医療に触れられる機会はとてもいいことだと思います。もともと高い日本の美容医療のレベルをさらに底上げすると同時に美容医療を受ける側の知識も上がっていくとよりいいと思います。
南 寿美 先生
短い時間でお伝えするのは難しかったのですが、今回皆様にお伝えしたかったのは、日本と海外の小顔治療の違いです。あとはいち早くBIANCAが取り入れらエンブレイスRFという治療についてです。私自身体験して素晴らしかったので紹介できてよかったです。オフラインで情報を伝える場が今後もっと増えるといいです。
八杉 悠 先生
美容外科指導医
切らない治療がどんどん進化しています。私は切る治療も切らない治療も両方やりますが、切る治療の存在意義があるからこそ切る治療が残っていると思います。これからも外科医として日本の美容外科を引っ張っていきたいと思っていますので、外科の良さをお伝えできたのではないかと思っています。
服部 有美 先生
BIANCAもそうですが、自由診療がメインのクリニックでも、症状次第では保険が適応となることがあります。たとえば上瞼の逆さまつ毛や眼瞼下垂症手術などドクター選びを間違わなければ自由診療と同じクオリティで保険診療が適応となることなどお伝えしました。今日の話がBIANCAを知っていただくきっかけになればうれしいです。
anzy jung さん
アートメイクアーティスト
韓国では一般の方向けの美容医療のイベントは多いのですが、日本ではまだ少ないと感じていましたので、今日は多くの患者様とコミュニケーションを取ることができてとてもいい機会になりました。最近は患者様も美容の情報や知識が豊富ですので、登壇ではアートメイクの除去など普段得にくい内容のお話しさせていただきました。
紀田 基邦 先生
医局長
美容医療がSNSを通じて身近になった一方で、誤った情報が氾濫している現状も見逃せません。その中で、私たちプロフェッショナルが真実を伝える役割を担うのは、もはや使命とも言えるでしょう。
「カスタマイズヒアル」という言葉には、単なる施術を超えたパーソナライズの力があります。一人ひとりの骨格や肌質に寄り添い、自然かつ洗練された美しさを引き出す技術。それは、美容医療の芸術とも呼べる領域です。
これからも、SNSで広がる表面的な情報では決して語り尽くせない、 美容医療の可能性と現実、そしてその裏に潜むリスク を伝え続けたいと思っています。それが、より多くの方に正しい選択をしていただくための第一歩だと信じています。
宮本 亜希子 先生 & セルソース(株)橋本さん
今日は卵子凍結のお話をさせていただきました。しっかりと準備ができるよう、早い段階で自分ごととして捉えていただきたいです。卵子凍結の情報も妊娠するには女性の年齢に限界があることも、もっと広げていく必要がありますので、このように医療関係者ではない方々に向けてお伝えする場は非常に意義があると思います。
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