1
「自費研カンファレンス2017」レポート「美容医療は山登り。まずは低い山へに 無理なく登っていただく」
2017.11.14
長崎県諫早で開業している奥村千香先生に「患者様は他力本願が好き」「地方の普通のクリニックでもできる予防医療とは」など、興味深いキーワードでお話いただいた。
雲仙火砕流がきっかけで豚の皮膚を研究。当初は美容医療でがんばるつもりはなかった。
1989年に長崎大学医学部を卒業し、その年に長崎大学形成外科へ再入学いたしました。2年後に大学院へ進んだのですが、雲仙火砕流の治療に携わりまして、その間、自分の研究等はまったくできず、本当に大変な1年を過ごしました。この間に豚の皮膚が人間の皮膚疾患に利用できるという研究を進め、それが博士号を取らせていただくきっかけとなりました。
佐世保総合病院で勤務医として働いた後に、父が開業していた整形外科の中で形成外科を開院したのですが、当時は患者さんがなかなか集まらず、メディカルエステを併設することにしたのです。諫早という土地での美容治療は難しい点もありました。父の体調不良や私の子育てもあり、はじめは細々と経営していければいい、美容業界でがんばって行こうなどとは、決して思っていなかったのです。
美容医療に興味があっても、医師に直接聞くことができずに、周囲の様子を窺っている。
現在、形成外科医では外傷やニキビ等の形成、美容皮膚科ではヒアルロン酸やボトックスの注入治療やQスイッチYaGレーザーによるトーニング等を行っております。一般皮膚科は行なっていません。
自費研カタログ関連商品
自費研カタログ関連商品はありません
この商品の関連記事
関連記事はありません
Clipを上書きしてもよろしいですか?