JSAPS×厚生労働省 【美容医療実態調査】開始
2020.12.28
日本美容外科学会(JSAPS)、日本美容外科学会(JSAS)、日本美容皮膚科学会(JSAD)、日本形成外科学会(JSPRS)、日本皮膚科学会(JSD)の関連5学会と厚生労働省の協力のもと、「全国美容医療実態調査」の調査が2021年1月1日から実施されます。
近年益々社会から関心を寄せられている美容医療ですが、その一方で診療に対する不透明さを拭いきれないままマーケットが拡大し続けていることも否定できません。そこで、JSAPSが主体となり、分かりにくいとされる美容医療の透明化を進め、社会からの理解と信頼を深めるという目的で「美容医療の実施数調査」が2017年に始まりました。2021年の今回は、厚生労働省科学研究班が調査主体となり、初めての前向き調査「美容医療有害事象調査」も実施されます。
調査対象は現在日本で美容医療を実施されている約3,000の医療機関、および皮膚科、形成外科の研修プログラム基幹施設となっています。
◆全国美容医療実態調査概要◆
1)美容医療の実施数調査(後ろ向き調査)
・調査主体:日本美容外科学会(JSAPS)調査委員会
・2020年1月1日から12月31日までに行われた美容医療の施術数を、治療種目別及び男女別に集計。
・調査期間:2021年1月1日~3月31日
2)美容医療の有害事象調査(前向き調査)
美容医療有害事象調査については今回が初めての前向き調査となっています。美容医療施術においては、1)美容医療施術によって発生する合併症の実態を把握するための信頼性の高い調査が行われていない、2)多くの未承認医薬品および医療機器の質を担保し重大な合併症を回避するための共通の診療指針がないなどの課題もあることから、有害事象調査への協力が求められています。
・調査主体:厚生労働省科学研究班
・美容医療に起因する有害事象の”数”と”内容”、およびその起因となった美容施術の種目を調査。
・調査期間:2021年1月1日~12月31日
調査詳細、回答方法やお問い合わせ先等はこちらからご確認ください
「実施数調査」の報告書は2021年7月頃にJSAPSのホームページ上にて、「有害事象調査」は調査終了後に分析を実施し5月頃厚生労働省から公表されます。
また、回答した医療機関には分析結果や過去の統計を含めた詳細版を登録メールアドレスに配信されるということです。
行政をはじめ各方面からは、これまでの調査を通したその透明化の努力に対して非常に高い評価を受けているとのこと。調査結果の公表は二次的な効果として美容医療全体の発展や質の向上に貢献することも期待されています。
より多くの関係機関の協力が求められる「全国美容医療実態調査」。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
調査詳細、回答方法やお問い合わせ先等はこちらからご確認ください
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