PCR検査、相談目安見直しへ
2020.05.11
PCR検査の実施件数が伸び悩んでいる。政府が4日に開いた専門家会議では、国内のPCR検査数が諸外国と比較し少ないことや、体制の不十分さが議題に挙げられた。検査の必要性を判断する相談センターへの相談目安が見直されるというが、問題解決につながるのだろうか。
相談目安「37.5度」の明記削除へ
新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合、まずは各都道府県の保健所に設置された「帰国者・接触者相談センター」へ電話連絡、相談内容に応じて専門外来の受診を促し、PCR検査を実施する流れになる。2月に公表された相談の目安は、「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」というもの。濃厚接触者を重点的に検査することで、医療崩壊を防ぎたい狙いがあったが、自宅待機中の急な重症化や、亡くなる感染者の例がでていたことから、批判が相次いでいた。
専門家会議で見直された新たな案については、「高熱」の明確な数値基準をなくし、高齢者のほかに基礎疾患のある人や妊婦は比較的軽症であっても相談できるようになるという。
京都市の独自検査基準
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