濃厚接触者の定義変更　対象者が急増か？

国立感染症研究所は20日、新型コロナウイルスの「濃厚接触者」の定義を拡大変更しました。変更箇所は大きく2つあります。

発症後に接触した人
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発症の２日前から接触した人

「２メートル以内を目安に会話などをしていた人」
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「１メートル以内を目安に15分以上接触した人」

画像：新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会ホームページより
https://note.stopcovid19.jp/n/n7bef9991fb56

現在、濃厚接触者は各所轄の保健所が実施している積極的疫学調査の対象となります。「積極的疫学調査」とは、保健所や国立感染症研究所などによって行われる、感染拡大を食い止めるためにおこなう調査のことを指します。

濃厚接触者の定義が変更となったことから、今後さらに対象者が増えることが予想されます。もしスタッフの感染が分かった場合、より広範囲な調査対象として含まれるようになったため、診療活動に影響が出る恐れがあります。各医療機関は運営継続のためにもこれまで以上にマスク、消毒などの予防策を強化することが必要とされるでしょう。

国立感染症研究所
新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領（pdf）
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200420.pdf