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大人の教養講座【第2回・お伊勢参り】世界最古の旅行業は日本にあった!江戸時代の豪華なお伊勢参りツアーは「御師」におまかせ

大人の教養講座【第2回・お伊勢参り】世界最古の旅行業は日本にあった!江戸時代の豪華なお伊勢参りツアーは「御師」におまかせ

2020.01.24

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世界最古の旅行業といえば? 検索すると「トーマス・クック」がヒットしますね。でも、それ、間違ってます。世界最古の旅行業は日本にあった。今回はそんなお話しです。

ワインの知識やゴルフの腕前も素敵ですが、グローバルな見識が問われる今この時代は、ローカルな文化への知識と経験が、立派な大人の必須アイテム。インターナショナルな時代だからこそ、足元にある日本の芸術文化への思いが問われています。
和塾による「最高峰の和文化体験」を基点に、今こそ身につけたい日本文化の素敵をシェアする連載企画。第2回は「お伊勢参り」の物語です。

トーマス・クック(1808~1892年)と旅行案内チラシ

トーマス・クック(1808~1892年)と旅行案内チラシ

トーマス・クックの創業は1841年(江戸末期・天保12年)のこと。禁酒大会にまつわるエクスカーションを組織したことが、その始まりと言われています。世界史的にはこれが旅行業の最初で、トーマス・クックが世界の旅行業の開祖といわれています。

けれど日本には、トーマス・クックに先立つこと、少なくとも数百年、御師(おし・おんし)と呼ばれる「旅行業者」が全国で活躍していたのです。御師は、講と呼ばれる団体を組織して、熊野三山や伊勢神宮、富士山や白山などへの旅行に関わるさまざまな手配をまとめて行っていた。顧客である全国の檀家をまわり、旅の段取りを整え、目的地での宿泊場所を確保し、酒食を供し、歌舞音曲による宴席を用意し、参宮・参拝に同行し、お土産を手配する。

まさに、旅に関するほとんどすべてを司る、現代的意味においても「旅行業者」と言い得る存在だったのです。その歴史は古く、『吾妻鏡』(鎌倉末期に成立)にも早期の御師が記されているほど。江戸時代には、庶民による旅行人気も相まって、その活動範囲は全国に及んでいたとか。中でも「お伊勢参り」を差配した伊勢御師の活躍はめざましかったといいます。

歌川広重『伊勢参宮・宮川の渡し』

歌川広重『伊勢参宮・宮川の渡し』

「伊勢に行きたい 伊勢路がみたい せめて一生に一度でも」と『伊勢音頭』に唄われるように、江戸の頃には全国の村々に伊勢講が組まれ、最盛期には800家を越える御師が伊勢参りを手配していました。1705年(宝永2年)には362万人が伊勢に参ったという記録があり、当時の日本の全人口の8分の1が伊勢を訪れたというのです。

伊勢に着いた旅の一行は、御師の主人や手代から丁重に出迎えられ、一風呂浴びれば座敷での食事になります。茶懐石の形式や本膳料理の形式で供されるその食事は、庶民にとってはほとんど目にすることも出来ないほどの豪華な代物。一泊した翌日は、お参りの日。御師の神楽殿で祈祷の神楽を奉納し、内宮や外宮へと向かいます。同時に「伊勢に参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と言われたように、伊勢神宮と一対の聖地だった朝熊山金剛證寺などを巡り、故郷への土産として丸薬の「万金丹」を手に伊勢を離れます。一部の男衆などは、ほど近い古市の遊郭などにも立ち寄って、江戸のお伊勢参りもお開きとなる。

歌川国兼『古市びぜん屋伊勢音頭おどり之図』

歌川国兼『古市びぜん屋伊勢音頭おどり之図』

そして、そうした旅のすべてを取り仕切ったのが御師と言われる人びと。彼らの存在は、まさに総合旅行業者の元祖と呼ぶのがふさわしい、世界に冠たる存在だったのです。

今回ご紹介する和塾の催事はその「お伊勢参り」。日本の総氏神である「伊勢神宮」での令和最初の初詣であります。民俗学者・神崎宣武先生のご案内で、江戸期からの作法に則って、外宮から内宮へと巡ります。

特に、天照大神おわします内宮では、神楽殿での御神楽奉納による特別祈祷と正宮である皇大神宮での御垣内参拝(特別参拝)を実施。通常の参詣では踏み込めない内宮垣内から参拝する貴重な機会です。みなさまの新しい一年の弥栄を祈りましょう。特別祈祷では「厄祓い」も承りますので、厄年(前厄・本厄・後厄)のあなたはぜひ。

左)日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれる「宇治橋」
右)内宮 神楽殿での「神楽奉納」

その後は、朝熊山の金剛證寺へ。金剛證寺は、室町時代に神仏習合から伊勢神宮の丑寅(北東)に位置する「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として伊勢信仰と結びつき、伊勢・志摩最大の寺となりました。「朝熊かけねば片参り」ですからこの行程も江戸の伊勢参りに則って。参詣の合間のお食事は、江戸時代、伊勢の花街として栄えた古市に残る、当時の面影そのままの老舗旅館「麻吉」で。お座敷での神崎先生と神宮司庁神職との対談も必聴です。

最高峰の和文化体験を標榜する和塾を御師に出かける令和の伊勢参り。みなさまお誘い合わせでお越しください。

左)伊勢参りの帰路の精進落としに、参宮者が遊んだ旧遊郭「麻吉旅館」
中)伊勢神宮の鬼門を守る寺「朝熊岳金剛證寺」
右)宮司であり民俗学者でもある神崎宣武先生

令和最初の初詣~伊勢神宮と朝熊岳金剛證寺の両参り

日時: 令和2年2月1日(土)11時00分より~18時30分頃終了予定
会場: 伊勢神宮 外宮・内宮、麻吉旅館、朝熊岳金剛證寺
次第: 11時00分・宇治山田駅にて集合
~専用車にて伊勢神宮外宮へ
外宮参拝
麻吉旅館に移動しお座敷での昼餉+神崎宣武先生と神宮司庁神職によるお話し
~専用車にて伊勢神宮内宮へ
内宮正式参拝(御垣内参拝)と神楽奉納
~専用車にて朝熊岳金剛證寺へ
18時30分頃・鳥羽駅到着・現地解散
定員: 20名(参加定員は変更になる場合があります。予めご了承ください)
参加費: 80,000円(おひとりさま・伊勢神宮正式参拝初穂料/麻吉旅館でのお食事/神崎先生のご案内/専用車での移動・送迎)
※麻吉旅館でのお飲物代は別途頂戴いたします。
企画・制作: 特定非営利活動法人和塾[フリーダイヤル0120-22-4474]

ご参加お申込、お問い合わせは、下記URLから必要事項をご記入の上お送りください。
http://www.wajuku.jp/index.php/archives/11144

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