学会レポート『異次元アンチエイジング 第19回日本抗加齢医学会総会』
2019.06.19
会期:2019年6月14日(金)~16日(日)
会場:パシフィコ横浜
会長:伊藤裕先生 (慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 教授)
「いつまでも若々しく、美しくあるために」。ますます重要性が高まる“アンチエイジング”を、医療やスポーツ、食事の面から解き明かすべく、日本抗加齢医学会総会が開催された。
2001年に創設された同学会は、今年で19回目の総会を迎え、慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 教授の伊藤裕先生が新たに会長へ就任した。
今年は「異次元アンチエイジング -時空を超えた百寿の世界へ。」をテーマに、「死ぬまでずっと幸せでいたい」という人類共通の願いである“幸福長寿”を提唱しており、その延伸にある抗加齢の本質を追求することを目的に掲げている。
会長の伊藤先生は総会前に、「幸せに生きることとは、人生を『美しく』生きることだと思います。本当に『美しい』ということはどういうことなのか?この問題を、『美』に拘る本学会で、とことん、みなさんと考えたいと思います。」と述べている。
その言葉通り、総会では、多彩なシンポジウムやセミナー、実際に体を動かすことができる気功体験などが開催されており、各会場は熱気に包まれ、中には参加希望者で溢れているものもあるほどだった。
さらに初日の夕方には会長特別企画として、シンガーソングライターのさだまさし氏によるミニコンサートや、書道家・武田双雲氏の揮毫パフォーマンスも行われ、学会を盛り上げた。
展示会場では100以上のブースが出展しており、初日から各ブースは大盛況。最新の医療機器から、サプリメントなど、さまざまな情報を求める医師が多数来場し、ブース奥のポスター展示会場では、真剣に資料を読み込む姿が目に留まった。
また、同時開催のアンチエイジングフェアは、一般来場者も参加可能であったため、多くの親子連れが楽しむ姿も目立っていた。
来場者は3日間で6,000名を超えており、今年の日本抗加齢医学会総会は成功裡に幕を閉じた。
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