私の開業~「選択肢が多すぎる時代だからこそ 信頼される医師であり続けるために」KUMIKO CLINIC 下島久美子先生~
2021.09.24
開業医の先生方に、独自の経営観を語っていただくスペシャルインタビュー『私の開業』。今回はKUMIKO CLINIC 院長の下島久美子先生にご登場いただき、転科から開業までの経緯や、患者との信頼関係構築のための取り組みをお話しいただきました。
転科も開業も自分には無理だと思っていた
大学を卒業して内科医になりました。まさか自分が美容へ進むなんて、当時は考えもしませんでした。無理だと思っていたんです。
そんな考えを改めるきっかけになったのが、医局の先輩の存在でした。内科から転科し、レーザー治療を主体とした美容皮膚科クリニックを開業されていました。見学させてもらい、目に見えて結果を出せることに驚きました。当時勤めていた呼吸器内科では慢性疾患を診る機会が多く、目指すゴールは完治というよりも症状の緩和だったからです。患者様の喜ぶ姿に「シミひとつなくなるだけで、こんなにも違うものか」と感じたのを覚えています。それから美容皮膚科へと転科して、レーザーや注入など美容医療の基礎を学びました。
転科から6年ほど経つと、だんだんと美容の世界の全体像が見えるようになり、患者様に提供したい治療と、そうではない治療が自分のなかではっきりとしてきました。さらに「効果を実感できるものだけに囲まれて診療したい」「こんな雰囲気の空間を作りたい」という気持ちが生まれてきた時、アドバイスをくれる方や力を貸してくれる方が運よく身近にいました。こうして2014年、開業するに至ったのです。
100円のコーラが1000円で売れる。そんな”価値づくり”をクリニックでも
「リッツカールトンのような組織を作りたい」開業時に思い描いていた理想のひとつです。100円ほどで売られているコーラですが、ザ・リッツ・カールトンでは、同じものが1000円で提供されています。適度に冷やされたコーラが、綺麗なグラスとライムと一緒に運ばれてくる——みんなその”価値”にお金を払っています。クリニックでも同じように、患者様に納得してもらい選ばれるような付加価値を作ろうと思いました。
KUMIKO CLINICの信条
- 特別な人だけが受ける特別な医療ではなく、誰でも気軽に受けられる美容医療を提供すること
- 必要な医療とそうでない医療を適切に判断し「自分の家族にもうけさせたい美容医療」を提供すること
- 医学的根拠に基づいた、結果の出る美容医療を真摯に届けていくこと
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